サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

滿-松本

松本市のこちらにお邪魔しました。以前静岡のFujiで大将からオススメのお店として伺ってからずっと気になっていました。ワクワク。

 

松本駅からはかなり離れた住宅街と言っても良い中にあります。間口は大きく無いのですが奥は広く、そして店内が暗い。最近やけに照明の暗い店にばかり行っています。なおこちらのお店は写真禁止の為、今回は写真はありません。


まずはハートランド。660円と居酒屋価格。


先付的にアスパラガスと筍に木の芽を入れた自家製の味噌にあえて。おお、美味しい。お店の雰囲気から素朴な味付けを想像していましたが、予想以上に酒の飲める味わいです。

 

八寸。ゼンマイの白和、タラノメの天ぷら、鮭の押し寿司、自家製蕗味噌、稚鮎の甘露煮。押し寿司と蕗味噌が美味しかった。やっぱり酒が飲める。

 

お酒は日本酒が4種に、自家製のお酒が数種類。ノンアルコールも豊富で、こちらは大体が自家製のものでした。


唐墨そば。これはもう出てきた瞬間優勝と言いたくなるほど唐墨がたっぷり。香りが良くて塩気の品が良くてとてもとても美味しい。後味に蕎麦の香りがほのかにするのも良い。丼で食べたい。

 

私は入口近くの席に座っていたのですが、そこから中庭が見え、水の音が聞こえてます。その手前には小さな暖炉があってオシャレ。先日のカエンネと言い、こういうのは都会では出来ないので良き。

 

鯉の刺身とコシアブラ。刺身は漬けなのか塩気が酒を呼びますねえ。コシアブラの香りが鯉に良く合います。


コシアブラとゼンマイと鴨の柳川鍋。鴨特有の鉄分を感じる味わいに山菜の苦味がよく合う。薬味として唐辛子の麹付が出てきましたが、これが鮮烈で変化もあります。


締めのそば。ランチの蕎麦も美味しかったですが、こちらも美味しいですねえ。幾分円やかですが、蕎麦の香りが高くふくよかな甘味を感じます。やっぱり蕎麦って美味しいな。


甘味は小布施の酒粕を使ったプリン。上品な味付けで美味しゅうございました。


以上でビール一杯に日本酒2合で計9240円。1万いかないんだ。これなら多少物足りなくでも全然許せます。

 

 

ネット上では口コミも少なく、そのインテリアからも先日の沖縄での失敗を思い起こしたのですが、一皿毎にその印象が改まっていきました。食材は地元のものを使い、食材が被っても香り付けや食材の合わせ方で飽きさせない工夫があり、センスを感じました。


一皿一皿が派手に主張するタイプではありませんが、季節感があり全体の構成としても考えられてるなあというのがよく分かりました。びっくり玉手箱的なコースも面白いのは面白いのですが、悪い意味でびっくりする事もあるので、こうして安定感がある方が食べていて安心感があります。


ボリューム的には控えめ、その雰囲気もあってガブガブ飲む感じでも無いので、個人的にはランチの方が良いかなと感じました。蕎麦だからそれほどお腹にも溜まらないですし。春は山菜中心だったので、優しく良い意味で食べ疲れしない料理でした。


松本に来たら選択肢の一つに必ず入ってくるお店。次は秋ぐらいにランチで来たいな。ご馳走様でした。

 

 

滿
0263-34-8103
長野県松本市大手5-3-4
https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20020281/