素晴らしい夕食から一夜。サグラの朝食はかなり量が多いので朝から15km走って腹ペコで臨みました。
自家製の納豆。粒が大きくて大豆の味が濃い。巷の納豆とは別物です。
おかずというかご飯のお供。ホタルイカの酢漬けや漬物などですが、どれも味付けがコイメであり白ごはんによく合います。
ご飯は土鍋で炊いたもの。一流の和食店のご飯と比べると酷ですが、あくまで地元のものを使う姿勢が良いですね。
失念してしまいましたが甘じょっぱいものだった気が。
出汁に漬けられた枝豆。先程の納豆同様粒が大きく味が濃い。朝ですが反射的にビールが飲みたくなりました。
煮物。具材が洋風なのが面白い。
だし巻き卵。昨夜の夕食は和食よりのイタリアンという方向性でしたが、朝食はほぼ和食です。やっぱり日本人だから朝から白い温かいご飯が嬉しい。
お刺身は鰤と鰈だったかな。鰤が脂が乗っていて白米によく合います。
お味噌汁。クリームチーズが入っていてどこか洋風なニュアンス。
ワインを作ったときに出る葡萄の搾りかすに漬けた鮭。西京漬けに近い様で遠いというか、とにかく味が濃い。白米は茶碗で6杯分ぐらいなのですが、これがダメ押し。朝からめちゃ食べた。
と、思いきや、土鍋に張り付いて取りづらい白米は出汁を入れて再度温めて雑炊にしてくれます。僅かに残ったスペースを埋める様に香りの良い出汁とお米が入っていく。この期に及んでもまだ美味しい。
デザートはマスカットに葡萄のシャーベット。葡萄の味が濃くむちゃんこ美味しい。甘い物は別腹です。
ハーブティーでご馳走様でした。
朝ごはんもきっちり1時間。腹パンになるほどのすごいボリュームでした。朝から走った甲斐がある。女性などは食べきれないと思うので、白米を調整しましょう。でもあの雑炊美味しいんだよな。
夕食とは違って和食にほぼ振っており夕食とはまた違った楽しみがあります。この朝食を食べる為に泊まる価値があります。
部屋に戻ってゴロン。
お部屋も良いんですよね。前日の夕方撮った写真ですが、お店同様雰囲気がある。
私は辺境の地のレストランによく行きますが、日本にもっともっとオーベルジュが増えて欲しいと思います。アクセスの悪さも泊まることが出来るなら帳消しです。もちろん思いっきりお酒も飲める。
私はオーベルジュに泊まると朝必ず周辺を走るのですが、勿論夕食の消化と朝食用のスペースを空ける為でもありますが、何よりその土地の風景や空気を感じる為に走っています。見知らぬ土地で朝の爽やかな空気を浴びながら走るのはとてつもなく贅沢な時間です。
余市も良い。人が少なくて物悲しさもあるけれど、そんな北海道の漁村特有の雰囲気があります。
また余市に来よう。このお店がある限り、私は何度でも余市の町に来るでしょう。
余市SAGRA
0135-22-2800
北海道余市郡余市町登町987-2
https://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010602/1057186/