サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

余市SAGRA-余市

オーベルジュを巡る旅も最後の夜。フィナーレを迎えるに相応しいこちらにお邪魔しました。2年前の夏一度訪れた以来です。ワクワク。


以前はシェフと奥様の2人体制でしたが、お弟子さんとサービスの女性も入られてました。いつの間にかすごい人気店になってますし、ゴエミヨにも掲載された影響でしょうか。

 

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まずは野草のお茶で胃を温めます。

 

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お茶と入れ替えにクラフトビール。2種類出して頂き、連れとシェア。いつも思うのですがお茶で温めてもビール飲んでたら意味ない気がする。けどまあええか。

 

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のっけからナウシカのオウムみたいなものが出てきましたが、白身魚をどないかして揚げたものにピリ辛のスープです。付けても良し別々でも良しとの事。ああ、美味しい。

 

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このプレゼンテーションはお魚達です。

 

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締め鯖と洋梨


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鰤と青リンゴ。


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鰈と青リンゴ。


同じ青リンゴでも酸味が強いもの甘味が強いもので分かて違う魚と合わせており似た様な食材なのに全く印象が異なりました。それにビネガーの使い方が上手いのか、生臭さは無く魚と甘味がよく纏まっています。


ワインはボトルにしようとリストを頂き拝見。今はもうドメーヌタカヒコのワインはボトルでは出していないそうです。イタリアワインがかなりお買い得だったのですが、あまり出ないから売ってしまったらしくほぼ現物無し。と言う事で奥様と相談して持ってきておすすめを持ってきてもらうことに。

 

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その間、魚だからとドメーヌタカヒコのケルナーをグラスで。うんま。なんやこれ。葡萄感がすごく強い。葡萄の味がより濃いアリゴテみたいでした。

 

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白子と里芋。濃厚な白子とねっとりとした里芋がよく合います。

 

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奥様がようやく戻ってこられました。すごく探してたみたいで申し訳無い。そんなワインはシチリアの赤。これは素晴らしいですねえ。エレガントで香りが豊かでバローロにも匹敵。すごい。

 

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パン。パンも美味しい。ビブレマッカリーナでも美味しいパンを頂いてるのでパンにはうるさくなってますが全然負けてません。

 

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イカイカ墨のリゾット。イカの甘さとイカ墨の旨味。ああ、美味い。

 

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ホタルイカとなにか。イタリアンなんだか和食なんだかよく分かりませんがとりあえず美味しいのでOK。

 

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パンお代わり。やっぱりパンはお代わり欲しいのですごく嬉しい。

 

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何かの山菜だったかな。衣に少しスパイスが付いていてオリエンタルな味わい。

 

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河豚のから揚げ。ムチムチしていて旨味が強い。もう北海道は冬です。

 

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ソイ。これも身がぶりっぷり。シンプルな料理ですがそれだけに魚の美味しが心に残りました。

 

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ここで何とナナツモリを。嬉しい。もはやナナツモリって本当に存在するのかレベルで買えませんからね。そう言う私は2016年ヴィンテージから毎年買っています。そうです、ただの自慢です。

 

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〆は蕎麦。河豚の出汁につけて頂きます。不味くなり用が無いですね。ここでパスタじゃなくて蕎麦というのも良い。このお店ならではでしょう。

 

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リンゴをただ切ってお湯入れただけのお茶というかリンゴですが、これが美味しい。すごいなこんなに出汁出るんだ。

 

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リンゴ茶に衝撃を受けてデザート失念。何だったかな。いずれにしてもお腹いっぱい御馳走様でした。

 


実は来る前はすごく不安でした。2年前に伺った時はまだ食べログでの評価も数える程度で点数も低く、故にあまり期待しないで伺っていました。しかし出てくる料理がどれも美味しく、またご夫婦の温かい空気感が店に溢れていてとても居心地が良かった。我々がこちらに到着した時、隣のご自宅からお子さん達が飛びて出てきて、お客さんだよー!と走って呼びに行く姿がとても微笑ましかった。


そんな良い意味で洗練されていなかった温かいお店も、ゴエミヨに連続で掲載され、食べログでは4点超え、予約も2ヶ月前からで前金はキャンセルすると返金されないシステムとなり、そういう情報だけを切り取ってみると、悪い意味で洗練されてしまってあの温かい空気はもう無いんじゃないか、とすごく不安でした。


しかしそんな不安は一皿毎に消えていきました。料理は以前よりも世界観が色濃くなり独創的で、良くも悪くも都会的になった感は否めないのですが、根本的な美味しさは全く変わっていなかった。これは進化と言って良いでしょう。


でも1番はやっぱり奥様の接客でしょう。我々の為にワインを探してくれたりグラスでドメーヌタカヒコを出して頂けたり、さりげないサービスや気遣いが素晴らしい。シェフの料理は勿論素晴らしいのですが、サグラがサグラたる所以はあの奥様のサービスと空気感によるものが大きいのだと実感しました。


宿泊棟の隣にはもう出来かけの新しい棟がありました。次はあっちに泊まりたいな。そしてまた進化を続けるお料理とあの暖かいサービスの中で素晴らしい時を過ごしたい。また必ず伺います。御馳走様でした。

 

 

余市SAGRA
0135-22-2800
北海道余市郡余市町登町987-2
https://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010602/1057186/