名古屋で夕食することになり、連れがイタリアンが良いと言うので探しますが当日だったのでどこも空いておらず。そんな時に以前テイクアウトしたこちらを思い出したので電話すると当日でも空いていたので伺う事に。
店内は正にリストランテという内装。当日入りで気軽に行ったのですが思わず背筋が伸びます。
まずはビール。スプマンテもあるのですが、やはりここはビール。ワインを飲めば飲むほどビールを好きになる現象に名前を付けたい。
アラカルトでオーダーしましたが、アミューズは自動で付いてきます。キノコ美味しい。
パンも付いてきます。これはあまり印象なし。
グジと柿のカルパッチョ。グジと柿に唐墨がかけられています。ありそうで無さそうな組み合わせ。唐墨はパルミジャーノ風に削っていてもよかったかも知れません。
ビールを速攻で飲み干したのでワインはグラスで料理に合わせて持ってきてもらう事に。ちゃんとソムリエの方もいらっしゃいます。
品種は失念しましたが美味しい。イタリアの土着品種については覚えるのを諦めています。どうやったら覚えられるんや。
イカ墨を練り込んだタリアテッレに鹿肉のラグーソース。もっと肉肉しいソースの方が良かったですが、パスタが美味しい。イカ墨って大好き。
ヴェルデッキオ。高くないワインでしょうがちゃんと美味しい。
毛蟹のピチ。アラカルトだからこそのパスタ二連発です。毛蟹感はそれほどありませんがトマトソースが真っ当。モチモチなのも良いですね。
写真を失念しましたが赤の土着。ソムリエはどうやって土着覚えたんかな。大泉くんに語呂でも作って欲しい。
メインは羊と牛肉のステーキ。前菜を軽めにパスタとメインを2つずつ頼むのが私達のスタイルなのです。こちらも見た目通り正統的な味わい。牛肉に関してはもう少し火を甘めにしても良かったかも知れません。
モンテプルチアーノ。ペアリングもドストレート。億万長者になってイタリアを北から南までワイン飲みながら旅したい。
以上で2人で30580円。妥当なレベルでは無いでしょうか。プリフィックスのコースとかにすればもう少しお安く収まるでしょう。
店名通りクラシックなリストランテであり、雰囲気からサービス、メニューまで想像通りのお店でした。当たり外れが無く、ワインのセレクトもキッチリしているので安心感があります。
一方で安牌過ぎる気がするのも事実。もう少しおっと思わせる様な味付けや香り、ワインの合わせ方などしても良かったかも知れません。クラシック過ぎてまだ日の浅いカップルのデートだと硬すぎるかも。
逆に言えば家族で少し良いものを、とか、接待で、と言うのであればまず外さないでしょう。サービス料を取らないのも好感度が高い。かなり若い男性にサーブして頂きましたが、硬さはあれど一生懸命やってくれたのも好印象でした。
店内は金曜日の夜というのに空席が目立ちました。良いお店なのにねと連れも言っていました。が正にその通りだと思います。まず間違いの無いお店をお探しの方はどうぞ。とりあえず肉と雲丹合わせとけばという様な店では無く、こういうお店がもっと繁盛するべき。また伺います。
クラシコ・クッチーナ・イタリアーナ
052-220-2188
愛知県名古屋市中区丸の内2-11-22 第2餅喜ビル 1F
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23001974/