サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

霜止出苗-中島公園

私が昨年訪れたレストランの中でNo. 1だったこちらに再訪しました。こちらには1年数ヶ月ぶりですが、お隣の此方彼方には今年の1月に訪問しています。


相変わらずお洒落な店内。カウンター内に積み上げられたお皿に期待が高まります。この日朝余市でキノコを食べた後、アイスクリームとシュークリームだけで羊蹄山まで行き、中山峠を越えて札幌まで戻って来たのはこのお店の為です。中山峠が寒すぎて凍え死ぬかと思った。

 

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まずはシャンパーニュ。超ドライ。さあ食べるぞ。昨年の記憶があったのでいつにも増して気合入ってます。

 

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トップバッターは余市のトマトにキャビア。オレンジの粉はトマトを凍らせて粉にしてかけていますが、これがむちゃんこ濃厚。トマトは前日のあら木同様甘く、キャビアの塩気と見事なバランス。ああ、美味い。

 

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続いては厚岸の牡蠣にシャインマスカット。今年の夏は金沢で岩牡蠣にキウイという組み合わせがありましたが、牡蠣にマスカットもかなり鮮烈。厚岸の牡蠣の濃厚さとシャインマスカットの爽やかさが良い対比です。

 

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ワインはビオらしいビオで好みは別れそうですが、オーソドックスなものよりこういうビオの方がここの料理には合うのかも知れません。

 

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秋刀魚と茗荷に発酵させた高菜。この高菜があるだけで急にワインにぴったり。

 

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つぶ貝と酢漬けの梨と肝和え。前回もありましたがフルーツを肝で和えちゃうパターンが好きなんでしょうね。生草さはなく、どことなくフレンチ感があります。要は美味いのである。

 

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茶碗蒸しにイクラ。これは間違いない。イクラが魚卵臭くないので茶碗蒸しとよく合います。

 

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ギンポーを焼き物で。天ぷら以外でギンポー食べるの初めてかも知れません。むっちりとした身であり下に敷いた何かも美味しかった。

 

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そばに山クラゲと雲丹。写真じゃ分かりにくいですが、雲丹が赤子の拳大ぐらい大量に入っています。明日休みだから残ってる分全部入れちゃえって言いながらとんでもない量を入れていたのを間近で見ていたのでテンションぶち上げ。そして味もちゃんと美味しい。

 

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この前にまた違うワイン飲んでた気がする。忘れがち。

 

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羊肉を焼いたもの。右側の唐辛子?が辛くてアクセントになっていますが、そもそもの臭みがなくて羊肉としてむちゃんこ美味しい。

 

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帆立の唐揚げです。見よこの美しい火入れ。額に入れて飾りたい。単純な帆立のフライなのですが、それだけに甘さがここまで出るのかと驚きます。

 

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白子と舞茸のすき焼き。うーんこれはちょっと白子が合ってないかもなあ。舞茸は素直に美味しかった。

 

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赤。にしても前回同様ソムリエールが可愛い。可愛いとは正義である。

 

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毛蟹と雲丹を混ぜこぜにして。こんなん美味くないわけない。相変わらず気前がよろしいのもグッド。

 

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キノコのリゾット的なもの。うおーこのキノコめっちゃくちゃ味が濃い。キノコでここまでびっくりしたのは初めてかも。

 

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ご飯3連投の最後は鮑のリゾット。鮑だけじゃなくて松茸もどかんと入っています。あかん、ノックアウト寸前。ここにきて怒涛のストレートの連続です。

 

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もう炭水化物は終わりかと思いきや、ズワイガニを酢飯で巻いて揚げたものまで出てきました。1個と思いきや、何も言わず私にだけ2個追加するシェフ。

 

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それを平らげるとまだイケます?と聞かれ3個追加。流石にお腹いっぱい、と思ってたのですが、シェフがもうお腹いっぱい?捨てちゃうよ?と煽ってくる。なのであと2個追加。わんこそばかよ。私だけアホみたい食べました最高です。

 

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最後は鰤と大根のすまし汁。鰤大根ですね。しかしよう食べた。


と言う事でシャンパーニュにグラスワイン6杯とかなり気前良く飲んでお会計は46000円ほど。そらこんだけの食材をあんだけ食べて酒もしこたま飲んだらそうなります。

 


相変わらずすごいペースで料理がどんどん出てきて、そのどれもがとにかく美味しい料理でした。そもそもの素材が一級品であり、それらを捻った組み合わせ方で合わせてくるので、一皿毎に驚きがあります。食べても食べてもまだ積み上がっている準備されたお皿を見るたびに、まだ食べれるんだ次は何が来るんだろうと楽しみで仕方ない。そう、ここの料理は楽しくて仕方ないんです。


高級食材を惜しげも無く使っていますが、その量や合わせ方にも必然性を感じます。無理矢理高級食材を使ってる感が無いんですよね。私は高級食材にそれほど有難味を感じないタイプですが、こちらのは高級なだけあると唸らざるを得ない。正に五十嵐マジックです。


この店やっぱり好きだな。グルメとか美食家じゃなくて、食べるのがとにかく好きな人向けの料理。明確な世界観があって、テンポも良くてボリュームもすごくて、食べる事が好きな人のツボをとにかく押して来る。シェフがこういうお店があったら良いなというもの、こういう料理、ワインが好きなんだというのを具現化しています。


故に合う合わないはかなりあるだろうなと思います。ゆっくり、そんなにボリューム要らない、お酒もあまり飲まない、そんな人はちょっと違うかも。でも私みたいにテンポ良くいっぱい色んなものを食べてお酒も良く飲む、そんな人には間違い無く刺さる。


やっぱりこのお店は唯一無二。この店の料理、雰囲気は他じゃ味わえない。次はいつ来れるかな。

 

 

霜止出苗
050-5456-3417
北海道札幌市中央区南9西4-5-12 カモカモビル1F
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1061277/