福井市内の繁華街にあるこちらにお邪魔しました。私の大好きな鮨三心の大将がこちらに行っていたのをインスタで拝見してチェケラしていました。先日発表された北陸版ミシュランガイドでも一つ星を獲得したばかりです。
まずは生ビール。750円とこの手のお店にしてはかなり良心的なお値段です。名古屋から160km走った甲斐があり身体の細胞に染み渡っていきます。
トップバッターは唐墨、じゃなくて胡麻豆腐です。この気前の良い唐墨の量よ。胡麻豆腐は香りが良く胡麻の甘味、そこに唐墨の塩気と程良いバランスです。
生ビールを秒で飲み干したのでビールをチェイサー代わりに日本酒を頂くストロングスタイルへ移行。瓶ビールは中瓶で850円です。
日本酒はお任せで。白岳仙の純米吟醸。五勺よりはちょっと多いかな。私は単純なので嬉しい。
鱧のお椀。出汁が清透な味わいで、もずくのシャキシャキがアクセントになっています。鱧自体はまあこんな感じだよなです。
お刺身は若狭湾の紫雲丹とマコガレイ。紫雲丹がねっとり濃厚。雲丹の季節になったんだなあ。積丹に行きたい。マコガレイは普通でした。
さくらます。脂が乗っており美味。ただ鱒という範囲からは出ませんでした。
常山。生酒です。米の味がして甘さを感じる香。やっぱり生酒が好きだ。
ここまでは私ともう1組しか居なかったのですが、後から2組来た途端にテンポが悪くなりました。鱒が出てから次の料理が出てくるまで30分ほど待ちぼうけ。隣のお客さんも割と賑やかな方であり、テンションが下がる。
ようやく次の料理が来ました。甘鯛とグリーンピース。甘鯛の甘い香りにグリーンピースの緑の香りと甘さがマッチ。味は美味しいんだよなあ。
野菜に豆腐のソース。これは心からソースがいらないですね。また間が空きすぎて、散々待った挙げ句野菜だと物足りなくなってしまいます。
喉黒の西京漬。見た目通りすごい油です。もちろん美味しいのですが、味も濃い目なのでちょっとクドい。塩焼き、もしくは付け合わせでさっぱりするものを合わせて欲しい所です。
鮎が出てきたそうですが記憶の彼方に消えてしまいました。ごめんよ鮎さん。
トマトと潤菜。と、ここで私と同時に入った同伴のお客さんか帰られました。あれ、これで終わりなの?どうしよう。と思っているとどうやらまだあるそうです。ビビった。流石に物足りなさすぎるよな。
しかしここからまた45分ほど何も出てこない。昼間の疲れもあり眠くなってきました。やばい、マジで眠い。リアルに腕つねったりして頑張って起きてました。辛い。早くベッドにゴロンしたい。
お肉です。ほんとに全然覚えてない。次の日の朝に見返したのですが食べた記憶がない。まあその程度だったんでしょう。ていうか眠すぎた。
ようやくご飯です。早く食べて帰ろう。もはやその一心。
〆のご飯は太刀魚と紫蘇だったかな。これがすんごい美味しい。目が覚めました。今まで食べたご飯の中でもトップクラス。
都合3杯もお代わりしちゃいました。お前ちょっと前まで眠いとか早く帰りたい言うとったやないか。
最後は太陽のマンゴーの大福。宮崎のものですが、マンゴーがすげえ美味しかった。
以上で20000円ちょい。確かに安いですが、最近九州や静岡でもっとコスパの良いものを食べてる私からすると普通かなあ。人間慣れというのは恐ろしい。
料理自体はとても美味しいのですが、いかんせんテンポが悪過ぎました。結局入店から退店まで3時間半。これはかかり過ぎでしょう。結局1時間も後から来たお客さんと〆のご飯が出たのは同時でした。私の1時間返して欲しい。
テンポが悪いのって店側にとっては損失以外の何者でもないと思うんだけどな。遅い人には遅くすれば良いだけだし。ちなみに私以外の人達の食べるペースが遅い訳ではありませんでした。同伴の人達も手持ち無沙汰な感じ。私も全然飲みませんでした。
こう言う芸風なのでしょうが、流石にこれでは厳しい。ミシュランも取ったんだし、1人でも弟子を雇って一斉スタートにすればもっとテンポ良くなると思います。一斉スタートには懐疑的な私ですがこれだけテンポが悪いならありだと思う程でした。
もったい無いお店という印象。暇で暇で仕方ない人はどうぞ。もし行かれる方はなるべく遅いスタートの方が待たなくて良いかもよ。
料理屋 みや﨑
050-5596-6238
福井県福井市順化1-12-4 福ビル 1F
https://tabelog.com/fukui/A1801/A180101/18007783/