サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

シンプルズ-新静岡

前日のカワサキに続いて静岡のゴエミヨ2021掲載店。あのサスエ鮮魚店の魚を扱っているお店です。


繁華街から少し離れた住宅街にひっそりと佇みます。古民家を改築した様なお店で、土間があり、その奥にテーブルとカウンター、更に奥には個室もある様です。ちなみに音楽が陽気なイタリアンミュージックであり、暗めな店内と全然マッチしていませんでした。何か意図あるんかな。


私は元々税抜8500円のコースでお願いしていましたが、当日手長海老を1500円で追加出来るとのお話を頂き、折角なので付けて頂きました。

 

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ドリンクはお任せで。まずはプロセッコ。スタンダードなものです。

 

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トップバッターは甘鯛に生ハムを巻いて揚げたもの。甘鯛は半生状態で、中にはカレー風味の何かが入っています。甘鯛の香りにカレーの風味も良いですね。お腹減った。

 

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続いては蛤と猪の肉に南米の唐辛子の様なものを。割に本格的な辛さであり、ビールが飲みたくなります。猪の肉も良い。

 

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こちらにはシェリー酒。香りが良いのですが、これが全然料理と合わない。辛いのでガブ飲みしたいんですが、アルコールが強いのでガブ飲み出来なくて辛い。何だったのだろうか。

 

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続いてはスミイカスナップエンドウの葉。スナップエンドウの葉がはっきりとした味わいで非常に美味しい一方、イカさん居たの?と問いかけたくなるぐらい存在感が無い。

 

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こちらにはトゥーレーヌのソーヴィニヨンブラン。イカにはソーヴィニヨンブラン。基本に忠実。これで良い。

 

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アスパラガスと鮑の子供?をグリルしたものに唐墨をかけています。アスパラと唐墨は期待通りなのですが、鮑はガーリックで炒め過ぎて香りがその匂いしかしません。これならそんなに大層な貝じゃなくて良いのに。

 

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ジョージアのオレンジワイン。中川以来のジョージアワイン。普通でした。


私が1人、かつ他のお客さんがまだ来ていなかったからか、ソムリエの方が気を遣って良く話しかけて頂くのですが、カウンターに座ってるのに後ろから話しかけられるんですよね。しかも声が小さくて聞こえづらい。それはまだしも食べてる間にも話しかけられるのには本当に参った。何で私は口の中にモノを入れながら後ろを振り返り相槌を打たねばならんのだ。

 

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パン。印象無し。

 

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追加した手長海老。うぎゃーすごい見た目。そして海老がただひたすらに美味い。ただ茹でただけっぽいのですがそれがむしろ良い。ビーツのソースは合っていなかったので、横によけてひたすら海老をしゃぶっていました。少し気を取り直した。美味いモノは正義である。

 

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都農ワインのロゼ。ジュースみたい。時間が経つと少し味わいが変化し、これはこれであり。安いワインであることは知っていますが、これはこれでありですね。

 

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鰆。上にはレモン味の何か。鰆が美味しいですねえ。脂がちゃんと乗っています。一方でこの味付けには首を捻る。さっきから素材はすごく良いのに。

 

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こちらには日本酒。うえ、なんやこれ薬みたい。なんでもブラックカルダモンが入ってるそうです。良薬は口に苦しと言いますが、別に身体悪くなっても良いから美味い酒が飲みたい。

 

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何と美しい皮なのか。金目鯛です。むっちむちの身。旨味がもう一つでしたが、シンプルな調理で好き。

 

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こちらにはカリフォルニアのシャルドネ。わかりやすく美味しい。安旨ワインの典型の様な味わいです。これで良い。

 

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伊勢海老のパスタ。これもガーリックに唐辛子の風味が支配的。伊勢海老の必要あるかな。味自体は悪くないのですが客単価が余裕で1万を超えるお店の味わいかというと微妙です。

 

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ロワールのロゼ。なんとチャーミングなのか。こういう変わったワインが好きなんですね。

 

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鹿。うーん凡庸。前のパスタの味が強い反動で、シンプルだけど物足りなくなってしまう。臭みも少し残っている。シーズン後半のヤクルトスワローズの様に投げやりな感じがしました。

 

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こちらにはフェヴレのマルサネ。2018年なのにエレガントな香り。ポピュラーなワインですがちゃんと美味しい。


最後にデザートもあるとご提案頂きましたがパスして御馳走様でした。


以上で17000円弱。まあこんなもんかな。

 


バイアスもあるのかも知れませんが、素材は確かに良いもの使ってるという印象の一方、調理がイマイチというか少し安っぽい味わいなんですよね。どうしても単調というか変化が無い。予約の際にホームページを見る様促されて、その中で世界各地を歩いてとか、ストーリーをとかあるのですが、なんか風呂敷広げすぎじゃないかなと感じました。


食感とか、味わいの変化とか、香りとか、とにかく記憶に残る様なとっかかりがありませんでした。どこに主軸があって何を食べて何を感じて欲しいかが分からないというか。別に感じて欲しいものも無いなら変にこねくり回す必要も無いですし。


ソムリエの方のサービスは好き嫌いがはっきりすると言うか、かなり癖があります。ワインの合わせ方も時たま首を捻りたくなる。また、前述の通り後ろに立たれて食べてるのに話しかけられるのは無いでしょう。物凄く正直に言えばサービス料として私が5%もらいたいぐらいでした。私は社畜なので愛想笑いで対応するのが上手いのです。


微妙だったなー。後から見返しても全然味が思い出せない。ゴエミヨに出た意味もちょっとよく分からない。素材的にはコスパはまあ悪く無いので、ガチャ引くと思って行くのはアリかもしれません。御馳走様でした。

 

 

シンプルズ
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静岡県静岡市葵区馬場町39-3
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