サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

レストラン・カワサキ-新静岡

静岡と言えば成生ですが、たまには違う店にも行ってみたいと思いこちらにお邪魔しました。ゴエミヨ2021で2トック獲得しています。静岡在住の後輩も激推しであり期待の来店です。


お店は繁華街近くのビルの2F。入ってすぐ鹿と雉の剥製が飾ってあります。そう、こちらはジビエ推しなのです。なんでもシェフ自ら狩りに行くそうです。

 

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ドリンクメニューの種類は少なめ。ワインのグラスもそれほど種類はありません。まずはスパークリング。酸が主体的。ちょっと量が少ない気がしますが安いので仕方ない。

 

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お馴染み素材だけ書く系。

 

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まずは5年熟成した生ハムと10種の肉を使ったパテ。生ハムは独特の香りがしますが嫌な香りではありません。パテはとにかく肉肉しい。スパイスはあまり使ってないと思われますが臭みは無く、素直に美味しい。

 

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バゲット。これはまあ普通です。

 

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ニジマスはミキュイで。おお、ニジマスの味が濃い。右上のオレンジのやつがツナっぽくてこれをつけると少し肉っぽさが出てきます。

 

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特におすすめも無さそうだったのでワインは自分で選びます。まずはピノ。うーんこのグラスでくるかー。ピノ自体は悪くありません。そんなに種類も無いですし、ワインには拘りが無いのかも知れません。

 

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ジャンボマッシュルームに熊のベーコンを載せたもの。マッシュルームはバターとガーリックで思い切り良く炒められており単純明快な味わい。他方、熊のベーコンはかすかに香りを感じる程度でした。

 

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太刀魚となにかの肝のリゾット。このリゾットは美味しいですねえ。確かに肝なのですが、肝臭さが無く、ざらつきを感じるほど濃厚。リゾットが美味しくて太刀魚の印象が薄れてしまいました。

 

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焼き野菜。どれも甘く冬の野菜だと感じます。単純に焼いてるだけだと思いますが、どの野菜も輪郭が濃く、味がしっかり。成生もそうでしたが、野菜が美味いなあ静岡は。

 

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メインは雉鳩。ぐわーこれぞ正にジビエです。血の味がするほど濃厚なのに、臭みがない。弾き返される様な身の弾力、さっぱりだけど濃い脂。こんなに野性味溢れるものは中々ありません。願うことならもっとポーションを大きくしてむしゃむしゃと食べたかった。

 

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マルベック。マルベックという以外の感想はありません。

 

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〆はなんとラーメン。ほうれん草と牡蠣の出汁だそう。その通りほうれん草の香りに牡蠣の出汁ですが、ちゃんとラーメンのスープになっています。焼豚は軍鶏だそうでこれもそこらへんのラーメン屋とダンチ。

 

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デザートは焼きナスのアイス。〆と良い急な変化球連続。味は焼きナスの上に生姜を乗せて出汁かけた感じ。なのですがそれが甘いのです。不味いと思いきやこれが美味い。不思議とさっぱり。目から鱗でした。

 

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もう一つデザート。酒粕ブランマンジェ。思ってたより酒粕です。ハイビスカスのジュレの香りが良い。

 

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紅茶で御馳走様でした。


コースとワイン3杯で17000円弱。なるほどこれなら悪くないですね。

 

 

フレンチというよりジビエ料理と言った方が正しい料理でした。調理というよりは素材ありきでそれを活かす料理という印象です。


シェフの本業は狩りなんでしょうね。何となくそんな感じがしました。料理への愛情というより素材への愛情を感じます。その意味でフレンチ食べに行くぞと意気込むと肩透かしを食らうかも知れません。ボリュームも控えめです。


ワインが今ひとつなのもそう言った所からでしょう。ワイン自体は悪くないけど、グラスもそうだし種類も少ない。拘りが無いのだと思います。


とは言え値段を考えると悪くない。少なくともジビエは本格的で、その発想も悪く無い。このお店に来ると色んなジビエを食べたくなります。その意味では抜群に美味しいとは違いますが、また季節が違えば違うジビエが食べられるんだろうという期待感があります。


総じて言えば個人的には結構好き。また伺いたいと思います。ワイン持ち込みしようかな。御馳走様でした。

 

 

レストラン・カワサキ
054-272-0066
静岡県静岡市葵区常磐町1-8-5 BROOKLYN SQUARE 2F
https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22027901/