前日福井に行ったばかりですが、一泊してトンボ帰り。我ながらよくこんな事をしていて飽きないなと感心します。
しかしながら帰路は160kmの行程ほぼ全てが向かい風。ロードバイクに乗らない人には分からないと思いますが、時に登り坂以上に苦しいのが向かい風なのです。しかもこれと言った昼食が思いつかず、結局コンビニでお茶を濁しただけであったので100km超えた辺りからずっと焼肉の事ばかり考えていました。
という事で前置きが長くなりましたが、こちら。いつもなら昇家に行くのですが、いつも昇家じゃ芸が無いのでこちらに伺いました。数年前に栄の店舗に伺ってピンと来なかったのですが、久々の来店です。
席に着くなりビール。大人しく待っていましたが、心の底では秒で持ってこいと悪態を付いていました。一口飲めば染み渡り私の心も落ち着く。次は肉だ。
生胡椒を載せたトロの握り。いきなり米かよ。意図とは違いますが死ぬほどお腹が減っているので良しとします。味は普通ですが、生胡椒の香りが良いですね。よろにく系列やうしごろと比べると落ちますがまあ値段考えればそんなもんでしょう。
トマトサラダ。トマトに市販のジェノベーゼソース乗せただけ。味も正にその通りである。トマトもすぐそこのスーパーで安物を買ったような味わいでした。
しかしオーダーから15分以上、肝心の肉が来ない。それもそのはずで肉を切るところからやっているんですよね。ピークタイムでオーダーが立て込んでいた事もあるのかテンポが悪い。これはスタッフが悪いのでは無く、この様なオペレーションにしている経営の問題です。
果たして出てきた上タン塩。まあまあかなあ。塩がちょっと弱い。出てきた時は生タンかと思ったのですが違う感じでした。
カレーポテサラ。は?小さすぎるやろ。小さなアイスクリーム一つサイズ。これで500円てちょっとオーナー呼んでこいと言いそうになりました。お腹が減っていたので余計に腹が立ちました。
ランプ。こちらのお店は赤身推しなのですが、なるほど少しレア気味に焼くのが良いんだなとここで気付く。レア目だと肉の味がちゃんと感じられ悪くない。
と、ここで何故か熊本の一推しの牛肉をサービスで頂きました。肉としての旨味はもう一つながら肉汁は素晴らしい。遅いことを自覚しててサービスくれたのかな。やはりスタッフは悪くない。
イチボ。これは美味い。黄身につけて食べるアイディアも良い。800円という値段に相応しい味わいです。
カルビ。うーん脂の美味しさがもう一つ。ジューシーではあります。
ふんどし。ランプとイチボの間のお肉だそうです。見た目通り少し筋っぽいのですが、グニグニと咀嚼すると肉の旨味が出てきます。これまで比較的薄味だったのですが、味噌ダレと和えていて味濃い目なのも良い。
という事でビール三杯とこれらで合計9200円。昇家より少し安いですが肉の質、オペレーションの差を考慮すると昇家に軍配が上がります。
赤身肉推しの割に肉の旨味がもう一つでした。パサついたりはしませんが、それならもう少し工夫が欲しいところ。タレに変化を付けるとか、味付けに変化が無いのもイマイチでした。
あとはやはりオペレーションですね。タイミングも悪かったのかも知れませんが、焼肉屋でテンポの悪い所は殆ど無いので悪目立ちしてしまいます。
本当はお腹が減っていたのでご飯物を食べようと思っていたのですが、この感じならご飯物も厳しいと判断し、退店。店を出て直ぐ近くにある吉野家へ。
学生時代ぶりではなかろうか。しかしこれが美味い。むちゃくちゃ美味い。というより美味いと刷り込まれてるに近い。この10数年食べなかった事を後悔しました。
やっぱり私はこういう食事が好きなのかも知れない。たまには松屋じゃなくて吉野家にも行こうと心に決めた瞬間。もはや焼肉屋は忘却の彼方である。
にくがとう 伏見別邸
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