サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

鮨 三心-谷町六丁目

また来ちゃいました。前回から2ヶ月ぶりです。前回も雨でしたが今回も雨。このランチの為に朝から走っていたのですが、ドン引きするぐらいびしょ濡れになりながら走りました。それぐらい気合が入っています。

 

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まずはビール。朝冷たい雨に濡られながら走った甲斐があります。そんじょそこらと説得力が違う。

 

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トップバッターは白子の刷り流し。北海道の白子を塩で水抜きして昆布出汁で伸ばしたものだそうです。わお、香りから極上。そして味も濃厚。はっきりした味わいながら嫌らしさが全くありません。

 

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長崎の喉黒は皮目を炙ったものにベルガモットが散らしてあり、ネギの入ったタレで頂きます。最初はベルガモットとネギが香りますが、後から喉黒の脂がぐわーと出てきます。刺身にベルガモットとはかなり意外ですが、口に入れると成る程と唸りたくなる。発想も素晴らしいですし、フレッシュな香りと喉黒というバランスも良いですねえ。

 

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出ました、鰯の海苔巻き。この日は岩手のものだそう。まず海苔が少し離れていても分かるぐらい良い香りです。薬味の香りも良く、穏やかに締められた鰯と共に口の中が爽やかさ満点。芽ネギの食感もアクセントになっています。

 

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宍道湖の白魚を蒸したものに唐墨を。下にはシャリも入っています。これはもう白魚の柔らかな甘い香りと唐墨がばっちり。ああ、日本酒が飲みたくなる。

 

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牡蠣のコンフィ。山椒オイルと一緒に煮たらしく山椒の香りが良い。凝縮された牡蠣の味ですが生臭さがないので苦手な人でも食べれそうです。

 


さて握りに入ります。

 

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まずは石鯛から。こんな石鯛あるのかという見た目ですが、その通り脂がものすごく乗っています。これほんまに石鯛なんかな。私の知ってる石鯛とはまるで違います。

 

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泉佐野の赤貝。うんま。コリコリとした食感と赤貝特有の香り。赤貝って口いっぱいに頬張れて楽しい。

 

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戸井の鮪。まずは赤身の漬けから。前回もそうだったのですが、いつまでも口の中に残る香りが素晴らしい。今回の個体は鉄分より酸をはっきりと感じるものでした。

 

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続いては中トロ。脂がノリノリですねえ。ただもう少し鉄分を感じるものの方が個人的には好みです。

 

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ここで鮟肝。ずるい。美味すぎる。まだ仕事があるので日本酒飲めないのが辛い。幸せな拷問である。

 

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小肌。私好みのさっぱりした締め方。小肌の香りをしっかり感じられ美味。小肌はこうでなくちゃ。

 

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煮蛤。柚子の香りとつめの甘さとシャリの酸味のバランスが良いですねえ。甘いだけの煮蛤とはダンチ。うんま。

 

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鯖寿司。うわーすごい脂。なのに嫌らしさの欠片もありません。やっぱり酢が良いのかなあ。もっと食べたい。一本丸ごと食べれる。

 

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宇部の海老。甘い。けど前回の方がもっと甘かったかな。美味しいんですけどね。私も偉くなったものである。

 

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徳島の皮剥。ぐわーこれはやばい。脂の乗り、肝の控えめさ、身自体の旨味。味覚のグラデーションも見事であり過去最高の皮剥でした。

 

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天草の太刀魚は燻製で。燻製香のあとには脂がしっかり乗って来ます。美味しいのですがさっきの皮剥が良すぎて印象がどうしても薄くなってしまいました。

 

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紫雲丹。美味しいけどちょっと臭みが残っている気がします。なかむらの雲丹また食べたいなあ。

 

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メジマグロ。マグロの幼魚です。なるほど。脂がまろやかでさっきのトロより好きかも知れません。しっかし見た目が美味しそうだよな。

 

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穴子。今回は煮穴子です。甘すぎず、軽すぎず、食べてる感があります。煮穴子としては完璧に近い出来上がり。

 

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コースの最後はハーブ巻き。前回も思ったんですが、これいるかな。私の様な馬鹿舌の輩はこのまま突き抜けて欲しいんですよね。まあこの辺は哲学の違いでしょう。

 

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お椀。山椒の香り。ほっとします。


ここから追加タイムです。前回は職場からの鬼電に泣く泣く追加出来ませんでしたが、今日は腹一杯になるまで食べる所存です。この為に朝走ったんだから。

 

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まずは大好きな白甘鯛。最初は白身らしく強い身の弾力ですが、後からぐわーっと旨みが襲ってきます。熊本の次に美味しい。これ相当褒めてますからね。

 

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鰯。青魚好きとしては頼まずにはいられません。鰯の味が濃いですが脂はそれほどまでですが、やっぱり残り香がすごい。ここの鰯はなぜこんなにも余韻の長い香りがするんだろう。


隣の方が烏賊の印籠詰なるものを食べてます。なにあれ超美味しそう。今度来たら絶対あれ頼むと心に決めた瞬間でした。これはメモです。

 

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前回も頂いた鰤大根。やはり脂が甘い。冬の王様である鰤に大根の食感と爽やかさがちょうどいいですね。

 

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ラストはネギトロ巻き。私は最後はこれで締めないと終われないのです。有無を言わさない美味しさ。

 

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玉は2種類の違うものを。私はデザートかというぐらいのものが好きなので左の方が好きなやつでした。

 

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隣の工房?に移動してぜんざいとお茶を。前回は迫り来る鬼電に10秒ぐらいで食べて帰りましたが今日はゆっくり。今日は昼からよう食べた。私は大満足です。

 

以上、かなり食べてビール一本で28000円。四貫追加したので前回よりも多いですが、やはりリーズナブル。大都市中心部近くでこのレベルのお寿司が3万以下で食べれるのは素晴らしい。

 

 

前回も思ったのですが、こちらのお店は酢の印象が強い。決して酢が強い訳では無く、むしろその存在は殆ど感じられない程ですが、ネタの輪郭を補完しているのは間違いなくこの円やかな酢の存在であると強く感じさせます。不思議なんですよね、酢の味も香りもそれほどしないのに存在感は強い。


ネタはやはり美味しい。カットが全体的に非常に細かく、トロける様な食感が多いのが特徴的。私は割とタフな食感の男性的な寿司が好きなタイプなのですが、こちらの様な女性的な寿司も良いと思わせる説得力があります。ごちゃごちゃ言ってますが要は美味い。


今回シャリが前回とかなり違っている様に感じました。前回はかなり温度にも気を遣っていた様に思いますが、今回はそうではなく、また前回ほどの余韻の長さを感じませんでした。大将も頭の中はシャリのことが90%占めてると仰ってましたが、これだけの人気店でも未だ試行錯誤中なのかも知れません。ぶっちゃけ前回の方が私は好みでした。


これだけの人気の寿司店だと客層が不安になるのですが、運が良いのか前回今回と客層が安定してるのも良い。まあガチで頑張らないと予約取れないからかも知れません。変な常連も居なさそうだし。


トップグラスに好きなお店。予約を取るのが大変ですがまた競争に勝って来たいと思います。御馳走様でした。

 

 

鮨 三心
06-6767-0677
大阪府大阪市中央区久宝寺町2-7-14
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270204/27095402/