サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

なな治-三条

ひと月で2回目の京都です。私は名古屋に愛想を尽かしているので、その名古屋からロードバイクでも行ける京都に行く機会が多くなりました。こちらのお店は毎年1回は必ず来ています。コロナ対策か席数を減らしてドアも開けての営業です。

 

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まずは瓶ビールから。よし食べるぞ。

 

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突き出し。手前から反時計回りに枝豆、鰤の西京漬、椎茸に乗ったつくね、卵焼き、胡麻豆腐です。パッと見るとバラバラで、それぞれの食感、味、香りと異なっているのですが、不思議な一体感があります。

 

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刺身の盛り合わせを。左上から時計回りに大間の鮪、カマスの炙り、鯖、鯵、鰆、ぐじ、です。全部ちゃんと美味しいですねえ。鮪の鉄分や鯵、鯖の香り、ぐじの脂の乗り具合など、一流の寿司屋で食べる刺身と遜色ありません。カットも大きくむしゃむしゃ食べれるのも良い。

 

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鱈の白子ポン酢。見た目通り超濃厚。そしてここのポン酢は美味しいんですよね。柑橘系の香りがしっかりとして、酢が丸く飲めそうなほど。

 

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白子が来たらもう我慢できまへん。日本酒は好みを伝えるとおすすめを出して頂きます。富久長のにごり。にごりですが辛口で旨味が強い。いきなりのにごりですが、抜群に美味しかった。

 

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こちらに来たら必ず頼むべきメニューの一つ、串揚げです。そこらの串揚げとは全く異なり、シャインマスカットやイチヂクとお肉を合わせるなどやもするとフレンチ的発想です。なんならシャルドネ飲みたい。本当なら2人前食べたいぐらい。


紀土の特別純米を飲んだのですが写真を失念。

 

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あん肝は九条ネギと一緒に甘い醤油出汁に煮込んだもの。なるほどこの食べ方はありですね。あん肝自体がそれほど濃厚ではなく、単体として食べるには少し弱いのですが、こうして頂けばむしろそのあっさり感がバランスの良さに繋がります。さっぱりしたあん肝はこうして食べろというお手本の様。

 

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蓮根饅頭。出汁の香りに柔らかい蓮根の香りがベストマッチ。所々蓮根の食感を残してるのも良い。こういうちゃんとした日本料理が食べれるのも良いなあ。

 

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そろそろお腹が膨れてきたので、こちらのスペシャリテと言って良い鴨と九条ネギの小鍋を。もう見た目から美味い。そしてそういう料理は食べても美味い。ベースとなる出汁が美味しい上に鴨の出汁が合わさって極上。九条ネギもちゃんと存在感があります。

 

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この鍋は食べ終わってからが本番。残った出汁にご飯と卵を入れて雑炊にしてくれます。はい、優勝。反則やんこんなん。老若男女古今東西誰でも好きな味。私はこの雑炊より美味しい雑炊を知りません。知ってる方は誰か教えて下さい。

 

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少しスペースがあったのでちりめんチャーハンも。アラカルトだからこそ出来る炭水化物連続オーダーです。これも来た瞬間から梅の香りとちりめん山椒の香りが漂い美味しいことが確定しています。所謂中華のチャーハンより、あっさりしており、山椒と梅のおかげ軽く幾らでも食べれそう。

 


という事で食べに食べまくってお会計14000円。個人的には大変リーズナブルと感じました。一人だからこれだけの値段ですが、普通の人なら2人で2万はまず超えません。

 

もう5年連続来てますが、毎回期待を裏切らない美味しさでした。いつも思いますが基本となる出汁の香りが一流店のそれであり、故に何の料理を頂いてもブレがない。串揚げなどの居酒屋的メニューから蓮根饅頭などちゃんとした和食店でも頂けそうなメニューまで幅広く頂けるのも良い。最後の飯物に至っては根源的な欲求を揺さぶられる様な美味しさで、年に一回は食べないと気が済まない程です。


お値段的にも、居酒屋以上和食屋未満とちょうど間であり、お店の雰囲気も小料理屋そのものですが、味は確か。きっちりした和食を食べるのも京都の醍醐味だけど、こういう何でもなさそうなお店のレベルが非常に高い。そんなお店の中でもトップに君臨していると思います。


来年も必ず行きます。御馳走様でした。

 

 

なな治
075-211-0784
京都府京都市中京区西木屋町通六角西入ル北側 シャイン会館1F
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26006925/