サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

ヴィラ・アイーダ-岩出市

和歌山県岩出市に来ました。なんだか最近、地方の、それも主要都市では無いところにばかり行っています。密を避けるには最適です。名古屋から車で行きましたが、片道3時間かかりました。疲れた。

 

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大きな国道から一本入った住宅街と田んぼの中にある素敵な一軒家がこちらのお店。ロケーションと良いエクステリアと言い、ウシマルとよう似てる。という事は期待が高まります。

 

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ランチ、ディナー共に1組限定と聞いていましたが、もう1組いらっしゃいました。大きなテーブルの端っこ側を使ってるので全く密では無いのですが、かなり静かなので会話が筒抜けです。ちなみにP活の様な歳の離れたカップルで若干萎えました。

 

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車で来ているので今回はお酒が飲めません。もう1組の方が飲んでいたので余計に飲みたくなる。泣く泣く我慢してオレンジジュースでお茶を濁す。フレッシュで美味しかった。

 

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メニュー。上部に色々書いていますが、こちらは自家農園で育てた野菜やハーブを使用した料理がメインとの事。最近この手のお店が増えて来ましたが、私は大賛成です。

 

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まずはじゃがいものチップスを使ったものから。右からかぼちゃ、大根、プンタリア?という、野菜です(写真は2人前)。

 

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野菜の味の輪郭がしっかりしており、のっけから期待が高まります。

 

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お次はスープ。コンソメスープに玄米とサツマイモ、生姜が入っています。まずコンソメがちゃんとしており、生姜のアクセントも効いています。身体があったまる。

 

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こちらはほうれん草。の中に牡蠣が。牡蠣の凝縮感がすごいですねえ。あくまで主題は牡蠣だと感じました。

 

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パン。香ばしく少し酸味を感じます。しみじみ美味いという味わい。

 

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蕪とレタスのサラダ。ソースはバターとカマンベールチーズ。これはもう蕪ですね。甘くてソースとの相性も良い。猛烈にワインが飲みたくなります。うう、辛い。

 

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赤海老と大根、蕎麦の葉。大根の苦味と海老の香りがいい。クミンの香りがアクセントになっています。酸味の穏やかなソースも美味しい。

 

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蓮根、上に載っている薄い皮はイカです。蓮根がすごい濃厚。こんな味濃いのか。赤ワインのソースも良いですねえ。先程から感じていましたが、ソースがかなり美味しい。

 

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葡萄ジュース。美味しいのですが、余計にワインが飲みたくなる。ああ、辛い。

 

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蛸と人参です。なるほど、これは人参だ。人参本来の甘さに、少しスパイシーなソースの対比。これもスパイスの使い方が斬新で不思議なスパイシー感があります。食欲が刺激されるのですが、そろそろボリュームが欲しいところ。

 

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ハタと蕪のピューレ、ラディッシュです。え、なんか焦げてない?まさかと思うと、やはり焦げ臭い。ハタ自体は美味しいのですが、いかんせん焦げてます。連れのものは焦げてなかったのに。なんなんやこれは。

 

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ホロホロ鳥と根菜。野菜は勿論なのですが、これもスパイスが独特。しかしこれも肉を食べてるという感覚に乏しい。

 

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デザート。もうデザートか。蜜柑、レモン、レモンバーム。その名の通りさっぱり。


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ベルガモットをミルクジャムやら何やらで。まあ美味しいけどこれもやはり量が少ない。

 

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ハーブティーとお茶菓子で御馳走様でした。

 

 

評価が難しいお店でした。味は間違いなく美味しい。特に野菜は何を食べてるかはっきりとわかる輪郭の濃い野菜ばかりで流石だと唸る部分ばかりでした。またソースが美味しく、酒が飲みたくなります。スパイスやハーブの使い方も斬新で他で食べることの出来ない料理でした。


一方で少し物足りないのも事実。これは野菜中心である宿命かも知れません。連れとも意見は一致したので、もっとメインの魚とお肉はポーションが欲しかった。これは好みの問題が多分にあると思います。


北海道のオーベルジュエルバステラを思い出しました。あちらも目の前の畑や近くの農家で取れた野菜中心のコースであり、野菜がびっくりするぐらい美味しい。一方で物足りなさがどうしても拭いきれませんでした。酒をしこたま飲んで、すぐそこで寝れる分、あちらの方が満足度は高いかも知れません。

 

酒を飲めなかったのも大きいのかなあ。ソースが良いだけに余計にそう思います。この立地で酒を飲むのはハードルが高い。また量が少なく、3時前に終わって名古屋には運転だけして帰りましたが、帰って速攻で夕食を食べに行きました。その点やはり物足りなさを表しています。

 


この日もう1人のお客さんが居たのですが、そのお客さんが遅れて来た時、シェフが厨房で文句を言ってるのが聞こえてしまったのも良くなかった。我々のことを言ってる訳では無いものの気持ちは良くない。あれだけ静かな店内なら響く事は分かるだろうに。


私みたいな馬鹿舌とは相性が悪かったかな。いずれにしても推している野菜やハーブは確かであり、コースに一貫性を感じました。料理としての完成度も高い。繊細な舌を持ち、良識的な胃袋を持っている方にはオススメです。御馳走様でした。

 

 

ヴィラ・アイーダ
0736-63-2227
和歌山県岩出市川尻71-5
https://tabelog.com/wakayama/A3001/A300102/30000104/