サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

肉料理ふくなが-守山

滋賀県守山市。失礼ながら全く来たことが無い所でしたが、今回こちらのお店に伺う為に来ました。ちなみに数年前に有名になったピエリ守山がある所です。おな今はそこそこ繁盛してる様でした。


こちらのお店はシェフのご実家の牧場で育てられた近江牛が頂けるとの事。コースは幾つかありますが、折角なので1番高い肉燦燦コースでお願いしました。何でも特選近江牛が300g以上出るとの事。望む所です。

 

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お店は駅前の商店街を抜けて少し行ったところにあります。お店の中に入ると清潔で広いカウンターキッチンがあります。奥には個室もある様です。

 

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まずはビール。650円と安い。臨戦態勢を整えます。

 

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トップバッターはミノの湯引きとなめこ。ホルモン系にありがちな臭みは全く無く、グニュグニュと咀嚼すると脂の味がぐわーっと出てきます。うわーこれ美味しい。こんなにミノを食べて脂の味を感じたのは初めてです。

 

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続いてはハラミを3種類の調理で。ユッケ、ガーリック焼き、炙りです。ユッケは普通に美味しいく、ガーリックはニンニクの香りが鮮烈。ただ1番は炙り。やはり咀嚼するごとに脂の美味しさが滲み出てきます。

 

肉が出てきたので早速赤ワインへ。グラスは一種類のみで、ボトルは割と良いものが揃っており、単価も高い。悩んだ挙句、脂もさっぱりしており、折角の近江牛だからという理由でジュブレシャンベルタンに。

 

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結構なお値段がしましたが、2017年のジュブレシャンベルタンは当たり年な様でこのワインも外しません。色は濃いのですがエレガントな香りは流石。肉ばかりですが、脂が軽いのでピノぐらいが良いと思います。

 

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握りが出てきました。シャリまでちゃんと赤酢です。シャリの温度が低すぎるし緩いのは寿司屋では無いので仕方ないですが、単純に肉とシャリが合いますね。これはこれであり。

 

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次も寿司形式。ユッケを手巻きにして頂きます。寿司としては海苔もパリパリじゃないしシャリも冷たいですが単純に肉が美味しく、米と合う。こういうところがピノと合う所以です。

 

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イチボの湯引き。なんやこれ、ガチ美味すぎてエグい。最初は上に載せられた昆布と大根?の味ですが、後から怒涛の様に肉と脂の旨味が押し寄せて来ます。なにこのグラデーション最高か。


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サラダ。これはまあ口直し以上でも以下でもありません。再び臨戦態勢を整えます。


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出ました、スペシャリテのハンバーグ。ソースも何も無く極めてシンプルなハンバーグです。


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見よ、この肉汁。しかもこれが見せかけの肉汁ではなく本気で美味い。中は半生なのに臭さなどゼロで肉の味がしっかりします。脂がこれだけあるのに軽く、結構な量ですが一瞬で食べてしまいました。


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残った肉汁にご飯入れて。こんなんずるい。肉と脂の旨味を残さず頂く幸せ。やはり肉と白飯は最強である。


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余韻冷めぬうちに次のお肉が。手前はクラシタで、奥はイチボです。本当に肉攻め。まだまだいけるで。


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まずはクラシタをすき焼きで。温泉卵に付けて頂きます。ああ、美味しい。四の五の言わせない美味しさ。日本人なら誰でも嬉しい。というかなぜこんなに柔らかく甘いのに脂っこさが微塵もないのか。


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イチボはステーキで。柔らかい。とにかく柔らかい。繊維が引っかかる事などなく、冷えても柔らかい。赤身の肉と脂の味のバランスも良い。超シンプルなステーキですが、そのシンプルさゆえに凄まじさすら感じました。


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そしてお供のお米も美味しい。甘さが強くお肉にとても合います。このご飯美味しいですね、とシェフに言うと、実はこれ献上米なんですよ、との事。京都で作られている市販していない米らしく、隣の畑で天皇陛下へ献上する米を作ってるとのこと。なるほど、なんかわからんがありがたい。そして単純に米として美味い。


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そんな米には漬物と肉味噌。まさかこれまでと思うかもしれませんが、肉味噌が滅法美味い。人生至上最高の肉味噌です。これだけで赤ワイン一本飲める。


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デザートはアーモンドクリームの入ったクレープ。しっかりした甘さ、アーモンドの香り。最後まで手を抜きません。

 

 

本当に美味しかった。そしてまだ食べたい。こうして写真を見ながら振り返ると、かなりのお肉の量を食べており、確かに300gは優に超えていると思うのですが、食べ終わった後の感想は「まだ食べたい」。これが全てを表しています。


肉として最高峰の美味しさでした。脂の美味しさがすごい。和牛というとサシの入ったお肉で脂を味わうものという印象がありますが、その真意を知った気がします。なんと脂が軽く、そして美味しいのか。そして赤身も最高峰に美味しい。私はアルゼンチンで世界一の肉をしこたま食べていたので分かりますが、これは赤身としても最高レベルに美味しい。


この店は玄人好みですね。食べ慣れた人ほど感動を覚える。シェフと最後に話していて、よくフレンチのシェフが来られるんです、と仰ってましたがよく分かります。フレンチなどのコースの最後にはメインでお肉が出ますが、それまで色々食べているが故にどうしても重く、美味しさが感じにくい。しかしこのお肉なら軽く、最後まで美味しく食べられます。これがこのお肉の真意でしょう。

 


いやー凄いお店だ。極めて印象的。私は惜しくも閉店した京都のいっしんに大変感動を覚えましたが、それに勝るとも劣らない美味しさでした。というか単純な肉としての美味しさはこちらが上かも知れません。


京都駅からも電車で20-30分なので京都に泊まって行くのもあり。予約も取りやすく、雰囲気も良い。こういうお店があるから食巡りはやめられない。また必ず伺います。御馳走様でした。

 

 

肉料理ふくなが
077-596-5125
滋賀県守山市守山2-3-7
https://tabelog.com/shiga/A2502/A250203/25007783/