焼鳥と言えば鳥しきというぐらい有名ですが、こちらはその鳥しき系列のお店です。2020年12月時点で食べログ3. 92とかなりの高評価。期待が高まります。
店内はシックな色合いであり、焼き場を囲む様にコの字型のカウンターが格好良い。場所柄もありますが、デートで来ているカップルも多く、逆におっさん2人とかだと浮くかも知れません。焼鳥とは言えオシャレして行きましょう。
料理のメニューは無く、お腹がいっぱいになりそうなったら声をかけてストップする形です。まずはビールを煽り、臨戦態勢を整えます。
秒で出される漬物。普通の漬物ですが、良い野菜だというのが分かります。焼鳥の合間合間につまむのに丁度良い。
焼鳥のトップバッターはかしわ。すごいな、これ。凝縮感があり、見た目以上に食べ応えがあります。きっとマッチョな鳥さんだったに違いない。
砂肝。サクっと新鮮な歯応えが心地良い。
ビールを秒で開けたのでワインをボトルで。それほど高くないものが多かったので品種は忘れましたが、イタリアの白をオーダーしました。
皮。うげー脂が溢れ出す。咀嚼してもしても溢れ出る脂。やばい、めちゃんこ美味しい。
茄子。形状こそまだ形を保っていますが、これはもはや液体である。トロっとした熱々の茄子の美味しさったら。
せせり。これも冒頭のかしわ同様マッチョですねえ。弾力が強く、鳥の味が濃い。抜群にジューシーなので日本酒でも良かったかも知れません。
閑話休題。ポテトサラダ。これも下味がしっかり付いていて完全につまみです。
私達は丁度コの字の端っこに居たのですが、丁度真向かいがカップルでした。微妙な距離感からまだ付き合ってない2人だと推測。楽しそうに話している姿が非常に羨ましい。今が1番楽しい時期という感じで、女の子も楽しそう。良いなあ、私も花金夜に目黒の焼鳥屋で女の子とデートしたかった。
と言ったら連れにガチギレされました。ごめんなさい。
戻ります。ハツ。これもジューシーでさっきまでバクバク動いていたかの様。
銀杏。昔は嫌いだったのに酒を飲む様になって好きになった食材トップ3の中の一つ。これは私だけでしょうか。
軟骨は大ぶり。コリコリと噛み砕くのが楽しい。
つくね。フワっというより食べ応えがあるつくねで私好み。
厚揚げ、まあこれは普通でしょうか。箸休め的。
来ました、ちょうちん。嗚呼、美味い。トロッととろける黄身とホルモンの様な味の濃い肉。何度食べても好き。
そろそろお腹いっぱいなので〆。親子丼です。これが激ウマ。あまりに美味しいので一気にかき込みました。
という事でビール3杯とワインボトル一本で、2人で25000円でした。
ちょっと高い気はしますが流石の美味しさでした。とにかく鶏肉が美味しい。筋肉質で身の弾力が素晴らしく、また脂も溢れんばかりという感じで、焼鳥の中の焼鳥という印象でした。
先日行った鳥長より私はこっちの方が好きかなあ。鳥長は鶏肉を使った創作料理的なものに対し、こちらは正統的な焼鳥屋で、趣向の違いでしょう。焼鳥を食べに行くぞ、と意気込んで、その期待をちゃんと満足させてくれます。
オシャレで煙もほとんど出ないので、デートや女性同士の食事にも良い。その意味でとても都会的でモダンな焼鳥屋です。間違ってもジャージとかで行ったらあかん。
鶏肉だけでいったら1番美味しかったかも。高いけどもう一度行きたいかといったら行きたい。鳥かど系列をもっと制覇してみたくなりました。御馳走様でした。
鳥かど
03-6417-9967
東京都目黒区目黒2-8-7 鈴木ビル B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13202530/