サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

鮨旬美西川-国際センター

名古屋で中々これというお店に出会っていない私。そもそも名古屋の有名店は全く予約が取れないので、半ば諦め気味なのですが、そんな名店の予約が運良く取れたので行ってきました。名古屋駅から歩いて15分ほどの所にあります。ミシュラン二つ星。


平日の夜22時開始という、アダルトなスタート時間です。何でも基本夜は一回転だそうですが、たまに22時からも開けているそう。ランチもやっているとの事で労働時間の長さにこちらが心配になります。

 

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ビールを頂きながらのトップバッターは梅の茶碗蒸し。素朴な茶碗蒸しですが、梅カツオの風味が良いですね。さあこれから食べるぞという気になります。

 

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大将が取り出したのは特大の伊勢海老。三重県のもので1kgもあるそう。これを茶釜で軽く湯通ししてから刺身で。身がブリブリで甘い。さっきまで生きてた伊勢海老さん、美味しく頂いたよ。

 

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日本酒へ移行。女将さんが詳しい様で、お任せします。まずは大信州。少し酸を感じるような味わい。

 

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こちらはシャリと渡蟹と蟹味噌を和えたもの。これは普通かなあ。私がそれほど蟹に有難みを感じないからかも知れません。もっと量が欲しかったかな。

 

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大間の本鮪の背鰭を照り焼きにしたものです。うわー、これはゴリゴリ美味い。見た目通りしっかりとした味付けであり、ゼラチンも良く、酒を呼びます。

 

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ズワイガニが入った春巻き。先程に比べこっちの蟹は美味しいですねえ。甘い蟹の香りが爆発。銀杏の苦味もアクセントで、やはり酒に合う。

 

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平日の22時からですが飲みます。明日のことは知らん。

 

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お椀は甘鯛の唐揚げが入ったもので、お出汁は松茸と昆布出汁だそう。甘鯛特有の甘い香りと松茸と昆布出汁の香りが合いますね。出汁もしっかりとした味付けで私好み。

 

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さて握り。まずは車海老。ほぼ生なのですが、この海老の弾力は凄いですね。そして咀嚼する毎に溢れる甘み。久々に美味しいなあという海老の握りでした。

 

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車海老を半生でも。美味しいのですが、さっきの生が美味し過ぎて少し掠れてしまいました。

 

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真鯛は昆布締めで。これは柚の香りが鮮烈。薬味がちゃんとフレッシュな寿司屋は間違いありません。

 

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鰆は炙って、行者ニンニク醤油で頂きます。炙った香りと大蒜醤油がよく合いますね。ただ鰆自体の香りが少し消えてしまってるのは残念でした。

 

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小肌。おお、これは美味しい小肌です。小肌特有の絶妙な香り。浅めの漬け方も好き。

 

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先程の車海老の頭を焼いたものが出てきました。ぐわー、海老の中の海老ともいうべき濃厚な香り。一口でバリバリ行くと口腔内が海老の香りで充満されます。酒が凄いスピードで無くなりました。

 

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鯵です。青魚評論家の私から言えば中の中。良くは無いですが、悪くもありません。

 

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甘海老も。うーんちょっと生臭いかな。甘さはしっかりしていました。

 

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ここで早くも玉子。甘目の卵焼きで普通に美味しい。ここで出るんだ珍しい。

 

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喉黒は雲丹醤油と海苔で。さっぱりとした個体であり、素直に美味しい。喉黒って脂が凄すぎてクドいのでこれぐらいの方が好き。

 

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お口直しでもずく。さっぱり。

 

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鮪の漬け。しっかりと鉄分を感じます。寒くなってくると鮪ってちゃんと美味しくなってきますね。

 

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トロ。ネタとシャリの間に海苔を挟むという面白い試み。なるほど、トロの脂の香りを充分楽しみつつ、海苔の香りが後から来るのでクドくありません。この食べさせ方はあり。

 

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これもトロ。3つ連続ですが、2つだけで良かったかも知れません。

 

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こちら、最初はお茶だと思うのですが、実は山葵のお吸い物なんです。そしてこれがむちゃんこ美味しい。要は出汁に山葵の香りがするだけと言えばそうなのですが、また食欲が湧き上がってくるというか、見事に鮪を中和してくれます。鮪の香りって結構口の中に残るのでこうやって洗い流すのは断然アリ。全国の寿司屋にこれやって欲しい。

 

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イカ雲丹。イカに細かく包丁が入れられ、ウニと共に溶ける様な触感。美味くない訳がありません。

 

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穴子はふわふわ。しっかりと甘目の出汁で煮てあります。

 

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トロタク。トロの強い脂感と沢庵のコリコリが心地良い。流石に眠くなって来ました。

 

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お味噌汁は卵が入ってると言う珍しいもの。へー。昔おばあちゃんがたまにこういう味噌汁を作ってくれたので、私はこの手の味噌汁が好き。

 

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玉子、というか完全にカステラ。美味しい。もっと食べたい。

 

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最後眠かったのかメモ撮り忘れ何だったか忘れました。


という事でお会計は25000円ちょっと。おー、これはリーズナブルですねえ。最近の寿司屋はアホみたいに高いところが多い中でこれは非常にリーズナブルです。

 


最初はイマイチ乗り切らなかったのですが、尻上がりに良くなっていきました。つまみも悪く無いのですが、ここは握りがちゃんと美味しい。というかネタが良いんでしょう。


オーソドックスかと思いきや、変化球を入れて飽きさせない流れも良い。全体の構成がちゃんと考えられてるなと感じました。寿司はどうしても単調になりがちなので、余計に印象に残りました。


大将は一見強面なのですが、実に優しく、客だけでなく弟子達への愛情も垣間見えました。こういう大将の元で働いたら厳しくもやりがいがあって楽しそう。奥様も良く気が効き、話も上手であり、素晴らしいコンビ。店内の雰囲気も良く、このお二人の人柄が為せる技。


名古屋でようやくまた行きたいと思える店に出会いました。九州と比べると酷ですが、名古屋駅から近いという立地を考えてもリーズナブルな値段で、また行こうと思わせてくれます。


予約を取りづらいのが難点ですが、折角名古屋にいる利点を使って、またド平日の夜遅くにお邪魔する様にします。御馳走様でした。

 

 

鮨旬美西川
090-2183-4927
愛知県名古屋市中村区名駅2-29-19
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23023439/