先日北九州に来たばかりなのにまた小倉に来ました。前回のリベンジをしたい所ですが、今回は到着が遅くなったので居酒屋を物色してこちらに。まだ暑い時期でしたがおでんです。ミシュランのビブグルマンとして掲載されています。
平日夜21時過ぎで客の入りは半分程度と言ったところ。ウォークインですんなり入れました。
珍しいインテリアです。真ん中の柱?を挟んで2つのコの字型のカウンターがあり、見事に分断されています。店員さんはその2つの空間を行き来。なんでこんな変な作りなんだろ。
男は黙って黒ラベル。キンキンに冷えたジョッキ。外はまだ暑い季節だったのでクーラー代わりです。
カウンターの目の前にはおでんが煮られており、メニューも豊富なので一つずついきます。
まずは時計回りに大根、椎茸、すじ、つくね。椎茸が特大で出汁を吸って美味しいですねえ。昆布出汁でしょうか、優しい味わい。つくねも粗めであり。
胡麻鯖がメニューにあったので秒でオーダー。ザ胡麻鯖という味わいであり、焼酎が飲みたくなる。最近おにまる行ってないなあ。
トマトスライスは普通です。まあこれで良い。箸休めです。
豚バラだけ用意が出来なかった様で時間差で来ました。見た目の通りおでんらしいあっさりとした角煮という感じ。
豚バラと胡麻鯖が来たら芋焼酎行くしかないでしょう。亀仙人。500円ぐらいですがたっぷり。これ、ロックです。やっぱり焼酎は芋。
おでん第二ラウンドはたこ、玉子、ごぼう天です。たこはちょっと臭みが残っていてイマイチでしたが、玉子が茹でたあと中を切ってるからか、中まで出汁が染みてて美味しい。酒飲めるなあ。
時間差で丸天。まあこれはまんまの味わい。練り物好きにはまずウケる味です。
こちらは牛しゃぶ。おお、これはめちゃんこ美味しいですねえ。昆布出汁のあっさり感が脂の強い牛肉を上手く中和。七味の風味が良く、また出汁に柚子の皮を入れており香りも良い。このまま一流の和食店で出しても遜色無さそうです。
もうちょっと食べれそうだったので芽ネギと巾着を。芽ネギはイマイチでしたが、巾着は餅がたっぷり入っていて美味しい。私は巾着が1番好きなのです。
という事で1人で結構食べてビール一杯に焼酎2杯で5000円程で済みました。おでんとは言え素晴らしいコスパです。
所謂普通の街のおでん屋さんですが、昆布出汁の優しい味わいと、ネタによって多少捻ってあるものがあり、食べれそうで食べれない味わいのものが多い印象を受けました。真夏におでんなんてとも思ったのですが、ガンガンにクーラーが効いており、その中で熱々おでんを食べるのも風情があって良かった。
最近調子に乗って高級店ばっかり行ってましたが、やっぱりこういうお店良いですよね。気兼ねなく食べれるし、気を張る必要もない。カウンターでは地元の兄ちゃん姉ちゃんが楽しそうに焼酎飲んでおり、そんな感じの心温まる雰囲気です。
店員は学生さんと思わしき方ばかりでしたが、やけに静かでした。古典的な酒場だし、若いんだからもっとワイワイやれば良いのに、と思う私がおっさんなんでしょうか。たまたま仲がそれほど良いペアじゃ無かったのかな。余計なお世話ですね。
サクッと1人でおでんを食べに行くもよし、友達とダラダラ飲むも良し。おでんは冬だけじゃないですよ。御馳走様でした。
酒蔵 大太鼓
093-551-3805
福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1-3-21
https://tabelog.com/fukuoka/A4004/A400401/40000956/