サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

鳥長-練馬

練馬区に来ました。練馬区と言えばとしまえんですが、この夏惜しまれつつ閉園。もう練馬区に行く事は無いと思っていましたが、こちらに伺う事が出来ました。2020年9月時点で食べログ3.88、ブロンズメダル獲得で百名点入りと、焼鳥界の中では超がつくほど有名店です。


場所は練馬駅から徒歩10分程の住宅街の中。どんな街にも昔からある寿司屋とか居酒屋みたいなエクステリアです。あまりに街に馴染み過ぎて一度通り過ぎてしまいました。


コースは税抜4600円。近頃は焼鳥なのに1万円近く取る所もありますので良心的なお値段です。

 

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まずは生ビール。サッポロのエーデルピルスという珍しい銘柄です。酒の値付けも安い。小布施のワインや日本酒が置いてあるのも珍しい。ちなみに酒と一緒にお新香も頂けます。

 

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まずは御通し的に三品。右から胸肉のヅケ。その下は山芋の千切りです。真ん中がつくねの刺身、左はレバーとハツの刺身です。全て生肉ですが、臭みはつゆほどなくクリアーな味わい。特にレバーとハツの刺身は新鮮さが瞬で分かるほど臭みが無く、味も濃い。大蒜醤油もいい感じです。

 

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美しい火入れのこちらは鶏胸肉のタタキ。これはむちゃんこ美味しいですね。口に入れた瞬間はピンクペッパーの香り、その後に身の旨み、最後に脂の甘みと味わいのグラデーションも見事。中はほぼ生ですが簡単に噛み切れる柔らかさなのも素晴らしい。ピノノワールが飲みたくなる一品でした。

 

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焼き物に入ります。こちらはつくね。これは単純に肉の味が濃い。それだけにもっと大きいポーションでガツンと食べたかった。

 

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小布施ワイナリーの日本酒。ワインも小布施のものであり、小布施推しです。ルサケエロティックかなあ。独特の香りがビオワインっぽいので好みは分かれるかも知れません。

 

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こちらは蓮根に鶏肉を詰めて焼いたもの。蓮根のシャキシャキとした食感と肉の脂がちょうど良い。なるほどこれは日本酒がぴったし。

 

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こちらはささみカツ。下味が付いているが強くなく、それでいて鳥の味が強い。これほど味の濃いささみを食べたのは初めてかも知れません。

 

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閑話休題。アスパラガスです。甘みが強くジューシー。箸休めです。


隣は会話の内容からするに医学部生3人でした。良いなあ学生なのにこんなに良い所来れるなんて。私が学生の頃の焼鳥といえば、高田馬場の鳥安でした。一本80円。さすが医学部生は違います。

ちなみにこの学生さん達はペットボトルの烏龍茶を飲んでおり、持ち込んだのかなと思ったら、普通にお店で出してるのがそのペットボトルでした。飲み物では利益を余り出さない主義なのでしょうか。

 

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焼鳥に戻ります。失念してしまいましたが普通の腿肉でしょうか。やはり弾力と脂が素晴らしい。

 

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手羽元。これはとんでもないものを食べてしまいました。こんなにもジューシーな手羽元を食べたのは初めてというほど脂が溢れてきます。肉の味も当然の様に濃く極上の1串。熱々で手に持つのが大変でしたが火傷しそうになりながら瞬で食べました。

 

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内腿。まあこれはこれまでに比べると凡庸でしょうか。十分ジューシーなのですが、前の2品が凄かったので比較するとどうしても印象が薄くなってしまいます。

 

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部位は分かりませんが、なぜかサービスで頂きました。私は本当にこういうサービスを頂くことが多い。祖父譲りの愛想の良さの賜物です。じいちゃん有難う、と思わず手を合わせたくなるほど、強い弾力のものでした。

 

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〆はなんとラーメン。これがはちゃめちゃ美味い。私は結構この手の鶏白湯スープが好きでラーメンもよく食べますが、このラーメンは一流のラーメン店と比べてもヒケを取らないほど濃厚。大盛りで食べたかった。

 

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最後はデザート代わりにフルーツトマト。甘くさっぱり。

 

 

ビール2杯、日本酒2杯(1合分ぐらい)で6000円台後半。おーさすがリーズナブルですね。そりゃ予約取れない訳だ。


全体として鶏肉の脂のノリが良く、脂が美味しい焼鳥という印象を持ちました。鶏肉特有の臭みは無く新鮮だというのがよく分かります。


一方全体的にポーションが少し小さ目であり、食べてる感に乏しいのが玉に瑕でしょうか。私はむしゃむしゃ食べたい派なのでそう思うだけかも知れませんが、美味しいだけにもっと焼鳥を蹂躙するぐらい食べたかった。


しかし、冒頭にも申し上げましたが昨今は少しお酒を飲めば1万は超えてくる焼鳥屋が多い中で、6000円台というのは驚異的なコスパの良さです。店の雰囲気や立地など確かに六本木や銀座の焼鳥屋とは少し違いますが、そもそも焼鳥とは庶民のものであり、ビール飲みながらサクッと食べれる気軽さが大事だと思うので全然あり。やっぱり焼鳥は気軽に行こうかなと思えるぐらいで無いと。


にしても美味しかったなあ。後ろのテーブル席ではフォアグラ鍋を食べていましたが、匂いが凄くめちゃくちゃ美味しそうでした。予約が大変ですが、頑張る価値があります。また伺います。御馳走様でした。

 

 

鳥長
東京都練馬区豊玉北4-31-8
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132102/13058892/