サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

鮨処 つく田-唐津

佐賀県唐津市にあるこちらにお邪魔しました。前々日は色々考えさせられ、前日は大層感動し、3日連続での寿司です。先日の北海道でもそうですが、自分の中で寿司がブーム。夏なのに。


唐津市に来たのはこちらに伺うためと言っても過言ではありません。ミシュラン二つ星です。


開店時間の10分前に到着するとまだお店は開いていませんでした。開店時間にならないとお店は開かず、周りも特に時間を潰すところは無いのでぴったりぐらいに行きましょう。


まずはビールで乾杯。今宵も染みる。さあ食べるぞ。

 

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まずは御通し的に枝豆の白和え。寿司屋で食べる必要があるかと言われればそうでは無いかも知れませんがビールにはぴったりです。

 

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刺身はクエから。夏らしくさっぱりとしていながらもしっかりと旨味も感じます。照寿司のクエより遥かに美味しかった。

 

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早くもアオリイカです。唐津ですからね。さくっとした歯応えが新鮮さを感じさせます。ねっとりとしたイカも良いけど、こういうのも良い。

 

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こちらはアカニシという巻貝の一種だそうです。まあこれは普通ですね。コリコリとした食感が強い。

 

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シンプルな刺身が続きます。タコ。これも普通かなあ。イカ、貝、タコと少し単調です。

 

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胡麻鯖ならぬ胡麻鯵が来ました。胡麻の風味が良くわかりやすい味わい。シンプルな刺身も良いけど左党の私はこういうのが好きだなあ。

 

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日本酒へ移行しましょう。一升瓶は見せて頂けないので忘れてしまいましたが下駄を預けても問題ありません。

 

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こちらは晒し鯨というもの。晒し鯨とはくじらの尾の部分や皮のついた白い脂身を塩に漬け、それを薄切りにして熱湯で塩分や脂分を抜き、冷水にさらしたもの、だそうです。そう、コピペです。酢味噌が濃すぎず、きゅうりとみょうがも良いですね。日本酒にぴったり。


写真を撮り忘れてしまいましたが、オキアミにオリーブオイルをかけたものです。これはもう完全に塩辛ですね。オリーブオイルの香りも良くこちらも酒を呼びます。

 

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こちらは鰻。一度煮てるだけあって良い意味で脂が落ち、それでもまだ残る脂が良い。もっと食べたい。

 

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蒸した海老を焼きなすに和えたもの。焼きなすの香りと海老がマッチしています。先程から酒のつまみが続きますが、全て香りが違うので飽きが来ず、何より酒を飲ませます。


さて握りに移行します。

 

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トップバッターはつまみと同じくクエ。美味しいですが、刺身と同じなので驚きはありませんでした。

 

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白身が続きます。甘鯛。前日もそうでしたが九州は甘鯛が美味しいですね。身の甘い香りとシャリの相性も良い。というかシャリがかなり美味しい。

 

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こちらも刺身で出たアオリイカ。美味しいのだけどクエと同様同じものを2度食べてる感じで変化が無いのが玉に瑕。

 

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赤海老という珍しい海老だそうです。柚子の皮の香りが立ちねっとりとしているのですが珍しい割に味は普通でした。

 

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鮪。美味しいけど普通かなあ。季節的に仕方ないかも。

 

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喉黒。おーこれは美味しい。夏の喉黒ってさっぱりし過ぎて喉黒らしさを感じられないのですが脂が程良く喉黒食べてるなあと感じられます。

 

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クエの頭とほねでとった潮汁が出てきました。ほっとする味わい。

 

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こちらは鰯です。しっかりとした酢でサッと締めています。酢の香りに負けない青魚特有の香りが良いですねえ。青魚評論家の私も納得の美味しさです。

 

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キスの握りとは珍しい。キスって天ぷら以外で殆ど食べず、生で食べるとさっぱりしすぎていてよく分からないのですが、握りで出すだけあって美味しかった。

 

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蒸し鮑。わお、口に入れた瞬間の鮑の香りが絶品。なんでこんなに香りがするんだろ。

 

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帆立。一転これはタレの香りと味が支配的で帆立の味が殆ど感じられませんでした。

 

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雲丹は海苔巻きで頂きます。うーんこれは企画倒れと言った印象。雲丹を食べてる感が乏しく、美味しいだけにもっと欲しくなりました。

 

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穴子です。美味しいけどあまり印象に残りませんでした。

 

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フィナーレの玉子。甘さがはっきりとしていて分かりやすく美味しい。

 


以上で25000円強でした。


所々星付きの片鱗が見えるつまみ、握りはありましたが、どこか印象に残り辛いものでした。後日写真を見てもネタが思い出せず味もあまり思い出せないものばかりでした。美味しいとメモってるから美味しかったのだとは思うのですが。


振り返ると全体的な流れが少し単調な気がします。同じ様なものが続くので余計に記憶に残り辛い気がします。これは個人的な嗜好の部分が大きいかも知れません。


大将と息子さんは実直な仕事ぶりでこれぞ寿司屋という感じなのですが、もう少しネタの説明をして欲しかったかな。どこで獲れたとか珍しいとか旬だとか。勿論美味しい事が大前提なのですが、それなりのお金を払っているので美味しいプラス特別な経験が欲しいと思うのは欲張りなのかなあ。その意味で鹿児島ののむらや鮨一幸はストーリーを感じて記憶に残ります。

 

とは言え寿司を食べているという充実感は間違いなくありますし、前提としてちゃんと美味しい。そういう意味でこの評価は個人的な好みが強く反映されている気がします。ですのでこういうスタイルが好きな人が居るのも納得出来ます。御馳走様でした。

 

 

鮨処 つく田
0955-74-6665
佐賀県唐津市中町1879-1
https://tabelog.com/saga/A4102/A410201/41000031/