サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

天ぷらあら木-すすきの

北海道の最初の夜。食材の宝庫である北海道という事で天ぷらから始める事にしました。ミシュラン二つ星。お隣はこちらも名店の寿しひでたかです。

 

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まずはマスターズドリームで乾杯。本州は長いこと雨続きでしたが新千歳に着くと快晴でした。私は晴れ男なのです。ビールが美味い。

 

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トップバッターはキンキのしゃぶしゃぶ。余市空豆が入っています。柑橘系の香りがするポン酢の酸味が心地よく、空豆の香りとキンキの脂が程良いバランスです。

 

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続いてはタコの柔らか煮。歯がいらないぐらいに柔らかく煮たタコと強過ぎない味付けが良い。

 

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ここで河豚で取った出汁が出てきました。木の芽の葉を少し入れると香りが立ち食欲が更に増してきます。

 

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へー、銀杏が出てきました。まだ初夏ですが秋の味わい。天ぷらに行く前に一度リセットする意味合いもあるのでしょうか。

 

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天ぷらに行く前に天汁、塩とすだち。天汁には鬼おろしがたっぷりと入っており、鬼おろしは別皿でお代わりしたい放題。これだけでつまみになります。

 

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天ぷらのトップバッターはお馴染み、海老のお頭。軽やかにパリッと揚げられており、噛むと海老の香りが口腔内に充満。これが嫌いな天ぷら好きはいないでしょう。今シーズンの坂口の様な出塁率の高さ。分からない人はヤクルトスワローズ坂口で検索しましょう。

 

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続いては海老の身が2連発。最初は半生で、もう一つは火をしっかり入れてと変化をつけています。半生の方が甘味を強く感じ、後者の方がより海老の旨味を強く感じます。どちらも甲乙つけがたい安定感のある美味さ。

 

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烏賊です。見た通り半生であり、最初はサクッと、しかし噛むほどにねっとりと舌に絡みます。

 

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ここで4番サード、キス。揚げたてを天汁にダイレクトに入れてくれます。このプレゼンテーションにテンションぶち上げ。天汁に入れた瞬間にジュッと音が立ち、熱々のまま口に入れると最初に油の香りが、そしてキスの香りが出てきます。やっぱりキスって美味しいよなあ。ポーションが大きいのも良いですね。極めて満足度の高い一品でした。

 

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夏野菜のアスパラは二箇所に分けて。まずは先端部分。アスパラの香りが強く、夏が来たんだなと感じさせてくれます。今年の本州は本当に雨ばかりで寒い日も多かっただけに余計に夏を強く感じました。

 

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続いてはアスパラの根に近い部分。こちらはとにかくジューシー。アスパラはフレンチなどでも良く使われる食材ですが個人的には天ぷらが1番好きです。

 

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出ました、雲丹。この時期の北海道と言えば雲丹でしょう。餅米の小さなシャリに載せてあり、ねっとりもっちり。もっと食べたいよお。

 

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天ぷらでも雲丹。食べる前から美味いに決まってます。もっとくれ。

 

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河豚が出てきました。なにこれめちゃ美味い。身がムッチムチであり、グラビアアイドルかの様。旨味も強く今までの河豚で1番美味しかった。

 

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こちらはホッキ貝。天ぷらには珍しいですがこれも美味しいですねえ。貝の旨味と甘味が咀嚼する度に溢れ出てきて永久に咀嚼していたい。ホッキ貝にありがちな臭みが全く無いのも素晴らしい。

 

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最初にも出た空豆がまたしても。サクっとした食感と空豆の香りが良い。野菜に関しては北海道は間違い無いですね。

 

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お口直しに余市で取れたトマトの酢漬けです。酢漬けでもあり酸味主体かと思いきや、これが甘い。フルーツかの様な糖度の高さ。秒で2つ食べてしまいました。

 

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夏の北海道と言えばの、とうもろこし。これもガチやばですね。ホクホクでびっくりする程甘い。丸々一本食べれます。

 

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薩摩芋です。低温でじっくり火を入れるのはにい留の様。スイートポテトかよと言うぐらいの甘味がすんごい。これも一本くれ。

 

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うなぎが来ました。噛むとじゅわと脂が溢れ出し濃厚。とは言え木の芽がその脂をさっぱりとさせてくれます。散々ここまで食べてきて、この脂が強いものをまだ食べたいと思わせるのは流石の一言です。

 

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最後は天丼、天茶、天むすから選ぶ形。私は天丼にしました。海老と帆立が入っており正統的な美味しさ。赤出汁の味噌汁もしっかり美味しい。

と、ここで天むすを頼んだ他の方を見ると、大きな天むすが二個も出てきてました。量も多いしあっちにすれば良かったと後悔。いつだって隣の芝生は青い。

 

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最後に宮崎の太陽マンゴーを頂き御馳走様でした。


お会計をもらいびっくり。天ぷらのコースにビール一杯と日本酒一合で18000円強。もう一合飲んでも2万に行きません。まじかよ最高じゃん。

 

 

最初から最後まで全て美味しく頂けました。これだけ品数が多いと首を捻るものも一つぐらいあるものですが一つも無かった。北海道の食材を使い、野菜も魚も全て素材の美味しさをきちんと引き出しており、天ぷらって良いなあと改めて思わせてくれるお店でした。


テンポも凄く良いですね。待たされたと感じる場面も無く、大将の地元の兄ちゃん的なキャラクターもあり、居心地良く過ごせました。私が世代が近いのもあるのかも知れませんが、こう言う人の作る料理って間違い無いよな、と最近思います。


何よりこのコスパ。私の天ぷら経験は乏しいですが、このコスパなら何度も訪れたい。にい留の方が美味しさでは軍配上がるかも知れませんが、天ぷらや寿司というのは気軽に行ける事が大事だと個人的には思うので、やはり高いというのはそれだけ足を運ぶ機会を減らしてしまいます。

常連さんがこのお店は秋が最高と言っていたのを聞いて、また今年の秋来ようと密かに心に決めました。やっぱりコスパって正義。次は絶対最後に天むす頼むぞ。

 

最高の北海道旅行のスタートが切れました。また必ず伺います。御馳走様でした。

 

 

天ぷらあら木
011-552-5550
北海道札幌市中央区南7条西4 延寿堂 1F
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1048079/