サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

京洛肉料理かなえ-三条

京都にはいっしんという肉割烹の名店がありました。ミシュラン二つ星を取るほどの名店でしたが惜しくも閉店。まだ行った事の無い安参にも行きたいのですが3人以下は予約が出来ない事もあり、こちらにお邪魔しました。なんでも安参の孫娘さんがやられてるとの事。


店内はカウンターが6席程にテーブルが4つほど、個室も一つあり、使い勝手が良さそうです。

 

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まずは生ビール。今宵も美味いビールが飲める幸せ。

 

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最初は牛タン刺しです。昆布の佃煮と山葵が載っています。結構な分厚さですが柔らく溶ける様。但し肉の味としては少し弱いかな。それを補う様な昆布の佃煮はグッドです。

 

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続いてはハツ刺し。さくさくと新鮮ならではの食感。厚切りであり、臭みも無くスイスイと食べ進められます。

 

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ミノの湯引きです。これもクリアーな味わい。ポン酢でさっぱりと頂けます。これも臭みなどつゆほどもありません。


ビールを飲んだので違うものをとメニューを拝見。ワインを飲もうかと思いましたが、ワインは概ね市価の2.5から3倍弱といった所。モエのハーフボトルが7000円ですからね。結構高いなあ。品揃えもあまり拘りを感じるものではなく、どちらかというと日本酒の方が拘りがあるのかも知れません。

 

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そんな中でもボルドーをボトルでオーダー。頼んでから分かりましたが、サンテミリオンでした。カベルネ80%、カベルネフラン20%。サンテミリオンがボトルで8000円で飲めるなら全然あり。というかこれだけ他と比べてお買得です。味もまさにボルドーど真ん中であり、1人で密かにテンションが上がる。ワインいっぱい飲んでて良かった。

 

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ユッケです。黄身、ネギの他に奥に見えるのは泡醤油です。ごちゃ混ぜにして頂くと正にユッケ。泡醤油を出汁醤油にしてもう少し少なくしたら良かったかなあ。ちょっと醤油が強く、肉の味が消えてました。

 

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お口直しにマイクロリーフのサラダです。こういうのは良いですねえ。私は葉物が好きなのでこれはいい。酸味が効いており、正にお口直し。

 

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遂に焼き物。イチボです。これは控え目に言っても絶品。脂の甘味が山椒によってより引き立てられいます。脂の旨味が強いのに末期の人でもペロリと食べれそうという矛盾。美味しいなあ。

 

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ここでまさかのサンドイッチです。こういう自由な発想は大好き。柴漬けをマヨネーズと和えたものをソース的に載せて頂きます。これは酒を飲ますカツサンド。バーで頼むカツサンドの様です。

 

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こちらはロース肉。カイワレを巻いてあります。ロースの油がすごいですが、カイワレが上手く中和するだけでなく、食感も与えています。こういう所は正に肉割烹。

 

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部位を失念してしまいましたが、ホルモン的なものです。グニグニと噛む度に脂が染み出し酒を飲ませます。

 

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牛タンの煮込み。パンが付いてきます。肉割烹と言いながらカツサンドが出てきたり、シチュー的なものが出てきたり良いなあ。ホロホロと崩れるほど柔らかく、もっと食べたい欲に駆られます。

 

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ボトル一本飲み干し、いつも通り完全に記憶があれで部位を忘れましたが、ご飯です。美味しくてもっと食べたいと思った事だけは覚えてます。

 


という事でお腹いっぱい、泥酔一歩手前まで飲んで23000円也。やっぱり京都は安いなあ。ボトルを1人で一本飲むなんてしなければ間違いなく1万円台には収まります。


最初の生肉は少し肉の味が弱く、あれっという感じでしたが焼き物が出てくるぐらいからクレッシェンド気味に上げていきました。逆に言うと生肉が良くなればかなりのレベルになるなと言う印象です。


カツサンドや牛タン煮込みなど割烹という枠に囚われない自由な発想が良いですね。シンプルに食べさせるものから組み合わせをしっかり考えたものまで、基本がしっかりしてるなあと感じます。


いっしんと比べてしまうのは流石に酷ですが、女将のあの若さでこれなら、将来に期待してしまいます。何より美人女将を絵に描いた様な美人さん。ここ1年では南青山いち太の店員さんの次に可愛かった。旦那さんが羨ましい。


お酒を少し安くしてラインナップが充実するともっと良いかなと思いました。この辺は女将の方針もあると思いますが、有名になって色んな方が来る事を考えるとお酒にも一貫性のあるラインアップが欲しい所。何か意図があるのかも知れませんが、ワインならセラー入れとけば腐りませんし。

 


何度も言いますがこの若さでこのレベルは称賛に値します。足りない部分はあれど、ケイスケホンダ的に言えば伸び代と捉えられます。私の様な一介の素人がああすればこうすれば等とプロに向かって偉そうな事を言うのも何ですが、そこらのお店ならこんな事は思わず、まあ次は行かないかなと思うだけであり、次も行きたいと思わせる味以外の何かがあります。もしかしたらわたしがおっさん化してるだけかも知れませんが。


御馳走様でした。また伺います。

 

 

京洛肉料理かなえ
075-256-5220
京都府京都市中京区上樵木町500-5 ア・カーザ木屋町 アカーザ木屋町1F奥
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