中央アルプスの名峰駒ヶ岳の麓にある長野県駒ヶ根市はソースカツ丼がご当地グルメだそうで、市内には幾つかお店があります。私はその中でも1番人気のこちらに訪問しました。
県跨ぎの移動も解除された休日の12時ちょうどにお邪魔すると店内は満席で5組ほどの待ちでした。20分ほどで案内頂きましたが、その後も続々とお店にはお客さんが来ています。
私は1番人気のロースソースカツ丼をオーダー。200gとかなりの量に備えご飯を大盛りにしました。
待つ事10分ほどで着丼。やばい、凄い量だ。早くも大盛りにしたことを後悔。何回やっても大盛りにしてしまう自分の学習能力の無さ。
とんかつは串揚げの様にソースに潜らせてあるのでしょうか。全身がソースに纏われています。
ご飯の上にはこれも大量のキャベツが。割とソースがしっかりとした味なのでこれぐらい大量のキャベツでも良いでしょう。
ロースカツを一口。うん、美味い。身は柔らかくロースカツならでは甘い脂の味が、しっかりしたソースの味の中でも際立っています。ソースで衣はべちゃべちゃかと思いきや、僅かですがサクッと感も残っています。また200gという量だけあり厚切りなのもグッド。
しかし白飯に合いますね、このソースは。所謂一般的なとんかつソースより少し甘目でフルーティな味わい。味は濃いですがご飯と合わせるとちょうどいい。
ただの味噌汁かと思いましたが、実は豚汁でした。これも嬉しい。味わいは普通の豚汁ですが、ただの味噌汁でないので満足感があります。
食べる前は食べ切れるかなと不安になるビジュアルでしたが、思っていたよりキャベツが多く、意外と食べ進める事が出来ました。割とすんなり完食。
所謂B級グルメやご当地グルメの類は大した事のないものが多く、私も期待せずに入ったのですが思っていたよりちゃんと美味しいとんかつでした。ソースで誤魔化す事なく、ちゃんと豚肉自体が美味しく、脂の甘味もしっかりと感じられました。この豚肉と量で1380円というのはかなりコスパが良いんじゃないでしょうか。
ここ最近大阪のマンジェや東京の豚組に伺ったばかりであり、私の中でとんかつに対しては厳しい評価になりがちですが、値段と味わいを考えればありよりのあり。多少値段が上がっても都内に出ても十分戦えるレベルです。少なくとも同じソースカツ丼で売っている新潟や福井のものよりは豚肉の質という時点で完全に上です。
中々、駒ヶ根まで来る機会は無いと思いますが、また来る機会があれば全力でお腹を減らして伺おうと思います。御馳走様でした。
明治亭 駒ヶ根本店
0265-83-1115
長野県駒ヶ根市赤穂898-6
https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20000038/