サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

ワインのばか-西麻布

自粛生活が続き、その間、家で食事をする事が多くなり、よくワインを買って飲むようになりました。とはいえ中々何本も開けて料理に合わせてワインを変えるというのは出来ません。やはりペアリングを楽しむなら外でという事でこちらに。


西麻布交差点すぐ近くの雑居ビルの3Fにあります。最初は入るのに勇気がいるぐらいの雑居ビル感。


以前お邪魔した時はワインだけだったので今回は食事のコースをオーダー。

 

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まず出てきたのは台湾ピータン。初球からナックルボールの様な変化球。

 

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こちらに合わせるのはコエドの伽羅というインディアンペールラガーのもの。まずは一口。成る程普通に美味い。これをピータンを食べてから頂くと、ラガーの苦味が遠くに行きびっくりするほど甘く感じます。面白いなあ。のっけから思わず唸る組み合わせ。

 

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続いてはサンセール。良いなあ夏だなあ。香りは一般的なソーヴィニヨンブランですが、口に含むと濃厚かつクリア。アルコール特有の引っ掛かりが無く、大吟醸の様。それでいて濃いという嬉しい矛盾。夏だけじゃ無くオールシーズン行けますね、これ。

 

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こちらには鶏ささみと長芋ソース。なんて事ない料理ですが、マリアージュは完璧です。ささみ肉のさっぱり感を長芋が程よく保管しており、またチリパウダーのアクセントも夏らしい。何よりサンセールが美味し過ぎる。あかん、2品目にして幸せの溜息出てきた。

 

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お、次はロゼかな、と思いましたがオレンジワインでした。スペインのグルナッシュグリのオレンジワインだそうです。オレンジワインは少しクセのあるものが多いですが、こちらは口当たりが柔らかく微かに発泡を感じます。味わいは濃厚ですがクセが無いので飲みやすい。

 

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鮎の塩焼き。初夏ですねえ。少し白ワインビネガーがかかっています。肝の苦さや脂の乗った身がオレンジワインとベストマッチ。シンプルな料理とワインですがきっちり季節を感じられます。

 

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南オーストラリアのシャルドネ。なんじゃこれは。う、美味すぎる。。。樽の香りがバリバリですが、その香りがバニラというよりはロースト香であり、どっしりとした正にシャルドネムルソーっぽさも感じますが、そのパワフルな感じがオーストラリアなのでしょうか。やべーなこれまじで美味い。ここ最近飲んだシャルドネでもNo. 1です。あまりに美味しすぎて次の料理が出るまでに飲んでしまい、お代わりしました。

 

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そんなシャルドネに合わせる料理はスペシャリテカルボナーラ。中勢以のベーコンを使ったものだそうです。

ベーコンの脂はしつこくなく旨味も濃いのですが、それに負けない麺と卵に驚きます。麺も何やら特別なものだそうですが、小麦の味とツルッとした舌触りが絶品。変な例えですがきしめんの小麦を強くした感です。また卵は全卵との事ですがそれを感じさせないほど濃厚な卵の味。我が人生のカルボナーラの中で圧倒的No.1です。割と慎ましい量でしたので、相当にチビチビ食べながらシャルドネを飲み、ここで死んでも悔いが無いぐらい幸せな瞬間でした。

 

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メインに合わせるのはコルシカ島の赤。その前のシャルドネがあまりに美味しすぎて忘れてしまいましたが美味しかったことは記憶しています。タンニンはそれほど感じず程良いベリー感。

 

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メインはお肉なのですが何だったか忘れてしまいました。鴨だったかな。カルボナーラシャルドネにやられ過ぎですね。少しスパイシーな風味が良かった。

 

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なんだかんだ言って赤飲んでしまったので追加を。バローロをお出し頂けました。こんなん美味いに決まってるやん。エレガントな香りは永久に嗅いでいたい。バローロ、大好きだよ。

 

 

という事で1人でテンションが上がり過ぎて最後の方は記憶が怪しくなってしまいました。しかしそれほど美味しい。とにかくワインが素晴らしく、ワインを主体に置いた料理達であり、これがマリアージュだと教科書に載せたいほど。


これで12000円ちょっと。大変にリーズナブルだと感じました。立地的にもそうですが、やはりこれだけ美味しいワインをグラスで頂けるのは奇跡。ワインだけなら星付きの店よりも下手したら全然上です。


料理も美味しい、というかとにかくカルボナーラが絶品。絶対次行ったら超特盛りをオーダーしたい。それだけでワイン一本飲めそう。


西麻布のワインバーなんて聞くと変な色眼鏡で見てしまいがちですが、西麻布にありがちなP活やってそうな客などおらず、良い意味で浮ついていないので、本当にワインが好きな人がゆっくり飲むことが出来るのも良い。


また行くのは確実ですね。次はどんなワインが飲めるのだろう。御馳走様でした。

 

 

ワインのばか
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