Twitterでフォローしてるグルメアカウントの方がこちらからお取り寄せをしていたのでモノは試しとわたしも注文してみる事に。ミーハー故の行動力です。
さらっとネットで調べてみると伝説の料理人らしく御年80を超えても未だにレストランで腕を奮っているそうです。期待が高まる。
お店は岩手にありますがホームページからメールでオーダー可能。ブログをやられていてレシピまで載せてあります。作っている様子も見る事が出来、その時点で凄く好感を持ちました。全て冷凍で配送されてきますので1日で食べ切らず何日かに分けて頂きました。
まずは佐助豚テッポウのマルセイユ風煮込み。湯煎していると、てっぽうのアンモニア臭が少し気になりますので粉チーズをかけて頂きます。
一口食べると臭みなどほんの微かに感じる程度で、何よりてっぽうの味わいが素晴らしいですね。脂っこさは無く、簡単に噛み切れるほど柔らかい。そしてボリュームも満点。トマトの酸味も丁度良く、ホルモン系なのに臭みが無いのはお見事。湯煎してる時の香りはなんだったのか。思い出したらもう一回食べたくなってきた。
こちらはオマール海老のニューバーグ。ニューバーグとはオマール海老を使ってなんちゃらしたソースの事の様です。付け合わせはホームページにはバターライスかパスタなどでと書いてあったので冷食の海老ピラフを付けてみました。
これは絶品というのが正しい形容ですね。海老の香りもさることながらバターの濃厚さも素晴らしく、また仕上げに付属のマルサラ酒を入れる事で香りが抜群。海老も冷凍とは思えない歯応え。何というか真っ当なフレンチの味がします。ソースが美味いので間違いない。
上湯もお取り寄せしたので生麺を買ってきて茹でてラーメンにしてみました。
スープが透き通る様な味わい。作り方みると工程も多く大変なのですが、そんな複雑な工程を経てここまでクリアーになるのかと驚きを感じます。
一方でラーメンにするには少しパンチが足りないのも事実。これは違うレシピにした方が良いですね。ブログの通り、トロミをつけてチャーハンの餡掛けにしたら良さそうです。
こちらは筍と茸の炊き込みご飯。もはや何料理屋なのか分からないのもこちらのお店の魅力なのでしょうか。こちらはいわゆる普通の炊き込みご飯でした。私が日付の変わる頃に仕事から帰って来て酒も飲まずこれ単品で食べていたから普通に感じただけかも知れません。社畜の私には雰囲気が大事。
結構なお値段ですが、納得の美味しさでした。何というか高級レストランのフレンチというよりは、これが本当のフレンチだと言わんばかりの料理で純粋に美味しいものを食べさせたいという気持ちが伝わってきます。良い意味で家庭料理的ですが、その延長線上の極地にある様な料理です。
中華料理らしいのですが、フレンチの印象が強く、それでいて色んな料理のエッセンスが感じられます。ブログ読んでいても分かる通り美味しいものを食べる事が大好きなんでしょうね。根源的に美味しいものを食べたい、食べさせようという気概を感じます。そういう料理人の作る料理は琴線に触れる。
まだ暫く営業は自粛し、お取り寄せの対応のみにされるそうなのでまたオーダーしてみたいと思います。その時々によってメニューも変わるので楽しめそうです。お店再開したらお店にもお邪魔したいなあ。
シェ・ジャニー
019-601-6784
岩手県盛岡市材木町7-44
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000040/