以前から気になっていたこちらのお店に漸く訪問する事に。上前津駅からすぐ近くのビストロです。ミシュランのビブグルマンにも選ばれています。
平日、かつコロナウイルスにも関わらず店内は満席。如何にもビストロ的な雰囲気のお店であり期待が高まります。
まずはスパークリングをオーダーしメニューを物色。
メニューはコース形式になっており、前菜、メイン、デザートを選ぶ形。単品でもオーダー可能です。メニュー内容は典型的なビストロといったメニュー。
まずは単品でオーダーした、生牡蠣。3つ載っています。味わいは濃厚というよりはフレッシュな海の味。個体は大きく食べ応えがあり、一瞬で3つを平らげます。たまたまかも知れませんが、冬の牡蠣の風味から少し変わってきたなと。春を感じます。
牡蠣なので、早々に白ワインのグラスへ移行。シャルドネとソービニヨンブランがあるとの事でしたのでシャルドネを。900円という値段なりのシャルドネでしたが、量がたっぷりなのは嬉しい。
続いても前菜。穴子、芝海老、舞茸のフリットです。これは非常に分かりやすくて美味しいですね。下味がしっかりとついており、個体もそこそこの大きさ。特別美味しいというものではありませんが、居酒屋で頼む唐揚げの様なホッとする味わいです。ビール飲みたいな。
厨房にはオーナーシェフ以外に3人若者が居るのですが、基本的な調理はシェフが1人でやっています。客席も細かくチェックしているし、ホールが忙しそうであれば自らお皿を出しに行ったりと大車輪の活躍。何となくしっかりとしたフレンチをやってたけど、自分がやりたいのは生活に寄り添うビストロの様な店、という事でこの様なお店をやってるんじゃないのかなあ。全て私の想像ですが。
メインはシャラン鴨のもも肉のコンフィ。わお、おっきいもも肉の塊がドンと。ポテトの付け合わせがいかにもビストロチックな料理です。
こちらも下味がしっかりと付いており美味しい。鴨自体もそこら辺のビストロより濃くちゃんとした鴨の味がします。脂もくどくない。これでこの値段は素晴らしいですね。付け合わせのポテトもホクホクで心から美味しい。
こちらにはローヌの赤(品種は不明)。これも値段なりでしょうか。
デザートはクレームブリュレをチョイス。カスタードがしっかりと固く、そして濃厚。卵とバニラが強く、私の大好きな方向性です。プリンみたいなものより、こっちの方が好き。
という事でお腹いっぱい食べて1万円強でした。
雰囲気からメニューから全てこれぞビストロというお店です。お客さんも職場の仲間や家族で来ており、気の置けない仲間と美味しいご飯を食べにくる、そんな良い雰囲気があります。
一品の量は大体2~3人前といった感じでシェアする事が前提です。その意味で一人だと色々食べれないかな。
ワインはグラスが赤白2種類しかなく、それほどコスパが良いとは感じませんでした。難しいんですけどね、でもこの点で差が付くのも事実であり、もう一つでした。
とはいえ、料理は美味しく、目の前でシェフが作っている料理もどれも美味しそう。複数人でばらばらのメニューでワインをボトルでオーダー、これが一番良い形では、と思いました。
ラ ペッシュ
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