平日夜にまだ行った事の無いお店に行こうとするも目星の店は何処も尽く一杯。みなさん完全にもうコロナに飽きてますね。という事でこちらに。
まずはビールで。いつも頼むのですが750円と結構高い割に量も少ないので、ワインの方がお得です。私は社畜なのでビール飲みますが。
定番の前菜、オリーブの肉詰め。そのまんまの味ですが塩気があってビールのお供に最適。よく分からない葉っぱは入りません。
前回も頼んだ金柑のピクルス。金柑の甘い苦味と仄かな酸味が良いですね。単純な料理ですが美味しいし、何よりワインと合います。
そんなワインはスペインのニエトロ。香りはオーソドックスでヴィンテージの若いシャルドネの様な酸を感じる香り。一方味わいはエレガントでハチミツ感もあり、800円という値段の割に美味しい。
サーモンと春菊のポテトサラダです。うーん、サーモンがちと弱い。春菊の苦味ももう一つ。味は悪く無いのですがちょっとインパクトが弱いかな。ポテトサラダとしては美味しいです。
オーストラリアのシラー。ブラックチェリーとカカオの香り。タンニンはノーマルですが、シラーらしいタフな味わい。濃厚で分かりやすいですね。安旨ワインの典型の様な味わい。
クラフトポテト。要はフライドポテトです。薄切りのポテトが熱々。生のじゃがいもで香りが良く手が止まらない。450円という手軽な値段もグッド。
トリッパとペンネのシードル煮込み。思っていたのと違う見た目です。トリッパの煮込みというよりパスタ料理ですね。結構あっさりであり白ワインの方が合うかも。これは私の責任です。ホルモンの匂いはありますが臭くはありません。単体としては980円という値段を考えれば良い料理です。
モンテプルチアーノ。口に含むとタンニンと酸が主張しますが、その間からエレガントな香りが顔を出してきます。この店はグラスワインのレベルが高い割に安いなあ。
最後はお決まりのハンバーグを。今回は牛テールのハンバーグを。煮込んだテールをハンバーグ状にしたものです。これはめちゃんこ美味しいですね。他のハンバーグは肉汁溢れ出る系ですが、こちらは肉の旨味がとにかく濃い。ソースもない塩のみのシンプルな味付けも納得。もはや肉の味が濃すぎてさっきのシラーの方が良かったかも。180gとは思えない食べ応え。美味しいなあ。
以上でほぼ1万円。こんなもんでしょうか。
この店はメニューも選べば値段の割に美味しいものが食べれるし、ワインもコスパの良いしっかりとした美味しいワインが頂けます。今までワインで外した事は無く、種類も豊富で1000円未満のものも多いので楽しめます。何よりハンバーグが美味しい。ランチでハンバーグ出せば良いのに。
一方課題はいつも通り喫煙可である事と、バイトがやる気が無い学生みたいな子ばっかりな事。これは経営者がダメですね。哲学が無いのかブレているのか。私なら人件費を上げる分もう少し繁華街から外れた所でバランスを取ります。そもそも今もこの店に来るという目的を持って来ている人が多いのだから、多少の距離は問題になりません。まあ空いている恩恵を受けている私が言うのも何ですが。
アンバランスなお店です。でもワインと料理が美味しければ大体我慢できる。何よりフラッと行っても入れる気軽さが良い。また伺います。
ブノン
052-222-1771
愛知県名古屋市中区錦1-18-24 いちご伏見ビル B1F
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23040884/