新栄のマイスデイズホテルの裏手にあるお店です。ミシュランのビブグルマンにも選定されました。
メニューは無くお任せのコースのみの様です。料理に合わせてお酒を出して頂くペアリングコース(10000円)をお願いしました。
朝どれのクエの刺身。若干熟成されているでしょうか。生わさびがとても新鮮でありそちらの方が印象に残りました。
最初から日本酒が出てきます。ビール飲みたいなあ。
続いても刺身。常滑のきじはたを10日間熟成したものとの事。これは美味しい。10日間熟成したにも関わらず未だに残る弾力と噛む程に溢れる旨味と脂。わさびとの相性も素晴らしくここ最近で食べた魚の中でもかなり上位のお刺身でした。
北海道のサクラマスの昆布締め。マスらしく味が濃く一方で臭みは無く食べ易いです。これは完全に酒の肴ですね。
ここまで日本酒3杯です。(1杯はエチケットがないもの) だいたい一杯が半合ぐらいでしょうか。色々と種類はありそうなので好みを伝えても良いかも知れません。
マナガツオの燻製焼き。これは完璧な肴です。燻製の香り、凝縮された旨味が素晴らしい。マナガツオってこんなに美味しかったんだなと気付かされました。
高知のシュガートマト。美味しいですが普通です。名前から甘いのかなあと思いましたが普通の美味しいトマトでした。
トマト食べ出したらワインが飲みたくなったのでお願いするとロゼが出てきました。(エチケットは無し) 甘さは無くすっきりとした酸味。
つまみとしてカラスミと昆布を出して頂けました。カラスミはそのままとオリーブオイルと胡椒をかけたものの2種類です。魚卵は中々ワインと合いませんがこうすると合いますね。発想の勝利です。
この辺から記憶が怪しくなってきました。最近日本酒飲むと記憶を無くしがちです。
白菜の煮込みです。汁物みたいな位置付けでしょうか。美味しいですがここまでシンプルが続くとすこし変化球が欲しい所。
(飲んだ記憶が無い…)
牛蒡の煮炊き?の様な物。これも美味しい牛蒡ですが牛蒡以外の感想が無いといえば無い。ちょっとシンプルさに飽きてきました。
ナパのカベルネです。美味しいなあ。一本2-3000円程度らしいのですがパワフルではっきりとした味わいが印象的でした。こういうのが普段から飲める良いワインです。
締めは土鍋に炊いたご飯の上にカツオを載せています。美味しいけど似た様なものを年末に田がわで食べてしまったのでどうしても比べてしまいます。てかこの写真めちゃくちゃ美味そうに撮れてるな。
以上食べて飲んで13000円程度でした。
素材の味を活かす料理は美味しいですがあまりにも味付けがシンプルであり私は途中から物足りなくなってしまいました。ボリューム的にも一品一品がかなり少量であり、個人的には足りませんでした。(酔って覚えてませんが帰り道に肉まんとカップラーメン買ってました)
お酒も結局追加料金が取られており、少ないかなと。料理と酒合わせて10000円のコースでしたが、普通に食べて飲む人でも若干足りないぐらいかと思います。
お店の雰囲気はとても良く店主のなわさんの接客も感じが良いです。ただ特筆して美味しいか、コスパが良いかというと正直微妙であると言わざるを得ません。少なくとも私にとっては全般的なボリュームの少なさと素朴過ぎる味付けは好みではありませんでした。
この値段を取るならもう少し量と手を加えて欲しいなあ。雰囲気は良いだけに惜しい感じがしました。
酒亭 なわ
052-931-2059
愛知県名古屋市中区東桜2-22-33 第一照運寺ビル1F
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230104/23062226/