寿司中川。2019年で3回目。香川県民でも無いのに3回も良く行きました。それぐらい好きなお店です。
食べ物はお任せ、飲み物はいつも通り最初はワイン、その後は日本酒でオーダー。
まずは瀬戸内のフグの湯引きをポン酢で。以前も食べましたがフグのコリコリとした食感と自作のポン酢が美味しい。酸味はまろやかですが輪郭ははっきりしているので食欲が湧きます。
合わせるのはジョージアのオレンジワイン。酸味が強目で単品で飲むには癖があり過ぎるのですがポン酢との相性が抜群。定番の組み合わせです。
割とペース早目に飲んでいると大将が注いでくれました。普通にグラス一杯分ぐらいなんですが神ですか。ラッキー。
2品目は瀬戸内の渡蟹の身と肝。蟹の身は甘さよりは蟹の旨味が強めに出ています。肝もねっとりと濃厚で酒が進みます。
こちらに合わせるのはオーストラリアのまたもやオレンジワイン。先程のもの比べると酸味がまろやかでロゼの様な甘味があります。
さて、こちらもペース早目に飲んでるとまた注いでくれました。また一杯分。気前良過ぎかよ。
3品目は出された瞬間に歓声が。雲丹、アオリイカ、ノドグロの炙りの盛り合わせです。こんなんずるい。
雲丹は臭みも無く量もたっぷり。ノドグロは香りと脂の旨さが最高。
ただこの日の1番はアオリイカ。恐らく何日か熟成させていると思いますがネットリとして甘味が強い。永久に咀嚼していたい。
こちらに合わせるのはフランスのソーヴィニヨンブラン。こちらは正にソーヴィニヨンブランと言った味わい。特にイカによく合います。
まさかと思いますが、こちらも空になった瞬間に注いでくれました。もう実質6杯目、ワイン一本です。2人で一本じゃ無いですよ、1人一本です。飲み放題かよ最高か。
白子と椎茸です。塊の白子を串に刺して炭火で炙っていた瞬間からテンション爆上げ。椎茸には軽くオリーブオイルがかけられており、これが椎茸の香りを更に高まらせます。幸せじゃ。
こちらは山梨の白(銘柄は失念)。この頃からカウンター上がワイングラスで溢れ気味。有難い話なんですけどね。
次も調理中から唾飲み込んでました。ノドグロのお頭を蒸したもの。オリーブオイルと醤油につけて頂きます。脂とコラーゲンがたっぷりこびりついたお頭を手で取ってむしゃぶりつく原始的な喜び。
ここでもまた注いでくれようとしたのですが、流石に日本酒が飲みたいので切り替えて頂きました。こっちが言わないと永遠に出てきそう。飲み放題というかわんこそばに近いです。
こちらでは定番の悦 凱陣です。
という事で見事に酔っ払い、この後の握りの記憶がありません。写真だけは撮って居ますが覚えてないという痛恨。飲み放題状態に調子乗って飲み過ぎました。学生時代から全く成長してません。
とりあえず写真だけ貼っておきます。何故覚えてないのか。。。悔しい。。。
指が写ったり、ボケていたり、酔っていた事が写真からも分かります。
最後のアイスも当然ながら覚えていません。連れの話ではいつも通り凱陣をかけてくれていたそうです。
相変わらず素晴らしい店でした。まず根本として料理が美味しいのは勿論ですが見せ方も上手いです。例えば白子を串に刺して目の前の炭火で焼いたりとか、お頭を手で食べさせてくれたりとか。先に入った隣の人が食べてるのを見るだけで早く自分も食べたくなってくる。隣の人は我々のワインが美味しそうだったのか日本酒からワインに切り替える。こういう不思議な一体感がこの店にはあります。
品出しも滞る事は無く、サービスも不満無し。大将は違うペースのお客さんに合わせて素晴らしいペースで出してくれ、お酒の説明までしてくれます。まるで大将の舞台を見ている様です。
1人23000円と決して安くは無いですが、食材の豪華さ、食事と酒の量を考えればリーズナブルだと思います。
勿論誰にだって飲み放題の様に注いでくれる訳では無いと思います。私も過去2回はここまで頂くことはありませんでした。この辺は個人のお店であり、常連になるのか、もしくは大将に気に入られるかで変わると思います。
でもそれは大した問題ではなく、そうでなくても個人のペース、量に合わせてしっかり料理もお酒も頂けます。そういう意味で満足度は初回と今回でそれほど大きく変わる訳ではありません、良い意味で。
今回は飲み過ぎてしまいました。日本酒も楽しめなかったし握りも覚えてない。自制心を失わせる程の魅力がこの店にはあります。次はおかわりを断る勇気を持って日本酒も握りも楽しみたいと思います。
寿司 中川
087-821-4222
香川県高松市御坊町10-7
https://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37000760/