サイゼリヤからロブションまで

サイゼリヤの様な格安店からロブションの様なミシュラン三つ星店まで。東京はもちろん地方の小都市のお店まで。日本国内はもちろん海外まで。幅広く伺ったお店を紹介しています。

トラットリアシゲゾー-羽咋

能登半島の付け根近く、海沿いにあるこちらにお邪魔しました。土曜の昼12時前で先客2組といった状況です。


卓上のメニューの他に黒板にオススメメニューもあります。私は茄子とトマトとパンチェッタのパスタにカプリチョーザ(おまかせ)ピザをオーダーしました。炭水化物チャージしないと走れないという言い訳です。


厨房にはシェフ、サービスは奥様でしょうか。地方のイタリアンレストランと言う感じ。どこか温かい雰囲気があります。

 

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待つ事15分程でまずはパスタが到着。カッペリーニより少し太いぐらいのパスタで細め。ちょっとパンチェッタが少ないかなあ。茄子は素揚げされていて美味しい。もう少しオリーブオイルを思い切りよく使って、ニンニクも効かせた方が私は好みです。

 

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更に待つ事10分程でピザが到着。夏野菜が盛り沢山です。

見た目通りサクサク。極薄までは行かないので割に食べ応えがあります。こちらもトマトソースにもう少しニンニク効いてると良かったかも。ちょっと家庭的過ぎる気がします。

 

という事でパスタとピザでお腹いっぱい。私は100km以上走るので食べることが出来ますが、普通の人はパスタかピザで十分でしょう。

 


美味しいのは美味しいですが、プロの味というよりは家庭的な味わいでした。どちらもトマトソースでしたがパンチが少し弱かったのが原因です。イタリアンはオリーブオイルとニンニクをこれでもかと使って欲しい。


一方で上記の通り雰囲気は温かく、地方のご夫婦でやられているイタリアンレストランそのものという印象です。そう言う意味では家庭的な味わいと雰囲気は合っているのでギャップはありません。


海沿いの高台にあるのでテラス席からは海が一望出来るようです。この日は酷暑でしたので遠慮しましたが、春秋であれば確実に気持ち良いはず。景色と家庭的な雰囲気を楽しみたい方はどうぞ。

 

 

トラットリアシゲゾー
0767-32-3714
石川県羽咋郡志賀町高浜町ヰ34-1
https://tabelog.com/ishikawa/A1703/A170301/17001527/

ラトリエ・ドゥ・ノト-輪島

能登半島輪島市にあるこちらに。ミシュラン一つ星です。


輪島の中心街から一本ずれた路地にあります。昔は長屋だったのかな。看板が小さく普通の家屋っぽいので少し分かりにくいかも知れません。


入口を入ると思いがけずステキなアプローチ。中庭もあり古民家をレストランに改築した感じでかっちょいい。外見からは想像出来ないステキなインテリアでテンションが上がります。

 

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まずはビールから。中瓶で800円です。フレンチだろうと最近はライド後はビールを飲む様にしてます。だって美味しいんだもん。あとがぶ飲み出来る。貧乏性なのでシャンパーニュがぶ飲み出来ないのです。

 

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トップバッターは虹鱒とホッケ。クレープで巻いて頂きます。なにこれむちゃんこ美味しいんですけど。虹鱒の香りとクリームチーズがマッチ。それだけならまだありそうですが、ホッケも加えて更にクレープに巻かせて食べるというアイディアが良いですね。

 

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パンが美味い。しみじみとした美味しさに地元のバターが秀逸。

 

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トマトのガスパチョ。ピーマンのムースに甘海老とバイ貝も。ガスパチョに海老の出汁が入っていて思わず香りにびっくり。キュウリの食感のアクセントも良く、そもそものトマトも美味しい。思っていたよりちゃんとフレンチで攻めて来るぞ。少し姿勢を正します。

 

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岩牡蠣。鳥の出汁をかけてあるらしく、濃厚なミルクに鳥の出汁がマッチ。面白いなあ。下にはもずくもあり、海なのに、肉の香りがあります。不思議だけどこれが美味しい。

 

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ワインへ移行。グラスは白はソーヴィニヨンブラン、赤はピノカベルネ、マルベックのみ。ボトルのリストも拝見しましたがピンと来なかったので、まずはシャンパーニュにする事にしました。ちょっと酸が強かったかな。

 

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輪島の河豚にサザエと茄子。河豚の強い弾力にサザエの海の香り、茄子の味、これら素材が美味しいのは勿論、青ネギのソースも主張し過ぎず、かと言って香りで上手く纏めてます。ここのシェフすごいぞ。素材コンシャスなのに、ストレートなフレンチやん。


写真は失念しましたが、ロワールのソーヴィニヨンブラン。香りが華やかで割に良い。ワインも良いと気分がアガッてきます。

 

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牡丹海老にビーツのソース。そこに鳥の頭で取った出汁をかけて。字面じゃ分からないですが、これもドがつくフレンチ。鳥のスープがなければあっさりして和食みたいになる所をスープでフレンチにしてます。ビーツの甘さと鳥の出汁、海老の甘さがマッチ。すげえなあ。まじで美味しいぞ。

 

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鮑にアスパラガス、蛤の出汁の泡泡。これもやはり和食みたいですが蕪のソースが完全にフレンチです。美味しいねえ。1人で完全にテンション上がってます。

 

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平目のムニエルにイカ墨のリゾット、ソースはトマトです。平目のムニエルからバターのしっかりとした香りとむちっとした食感。トマトとイカ墨の香りとの相性も良い。ああ、美味しい。さっきから美味しいしか言ってないですが本当に美味しい。

 

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パンも美味しいんだよなあ。自分で作ってるんだよなあ、多分。すげえなあ。

 

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お口直しはイタドリを使ったグラニテ。ライムみたいでさっぱり。

 

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肉料理のメインは穴水の子牛をカツレツにしたもの。メイン2つはイタリアンに寄せてるんですね。柔らかく咀嚼の度に子牛のミルキーな香りが漂います。ソースも真っ当。カツレツってところが良い。

 

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メインに合わせてボルドーカベルネ。種類は少ないだけでワイン自体は悪くない。

 

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デセールは牛乳のソルベにクレームブリュレ、そこにメロンです。メロンがしっかり甘い。そして密かに潜んだマカダミアナッツがとても良いアクセントになっていてセンスを感じます。デセールまでフレンチしてるなあ。

 

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コーヒーとお茶菓子で御馳走様でした。


以上、10000円のコース一通りにビール、シャンパーニュ、ワイングラス2杯で17000円でした。なんやこれ。価格崩壊かよ。この値段でこんなしっかりしたフレンチ食べれるとは輪島の奇跡です。

 


この日は寝不足+二日酔いからの120km走ったので体調がイマイチでしたが、そんなことは関係ないほど美味しい料理でした。地元に拘り、素材の良さが光りましたが、根本的に真っ当なフレンチでした。


ここまでちゃんと美味しいフレンチってなかなか無いんですよね。どの料理も全く外さない。なのに食材は旬の地元のもの。この輪島でやる意味がありながら、フレンチという骨格があるのでブレません。


その土地の素材を活かしたフレンチ、イタリアンというのは日本にも数多ありますが、ここまで骨格がしっかりしたフレンチは初めてかも。日式フレンチとも言うべきか、私が描く日本でやるフレンチとしての理想型の様なお店でした。このお店に来る為にここ輪島まで来る意味がある。


欲を言えばワインがもう少し良くなるとかなり良い。もっとグラスのラインナップ増やしてペアリング的な事を楽しめると良いのだけれど。中々難しいのかな。


店を出て少しシェフとお話する機会がありました。今はちゃんとしたフレンチの気分らしいのですが、気分が変わったら変わるかもと。それはそれで食べてみたい。もう少し高いコースもありますし、そうなったらどんな料理が出てくるのだろう、今からもうワクワクしてしまいました。

 

 

帰り道、通りの外れにある長屋の前で子供達が花火していました。風鈴の音も聞こえます。空を見上げると満月の夜と無数の星。そして海と緑の匂い。ああ、日本の夏だな。良い街だ、輪島。雰囲気がある。


私が好き好んで辺境のレストランばかり行くのは星空を見たいからかもしれません。心の底から満たされて、都会ではまず見れない星空を眺めながら帰る。ヴィラデルニード以来この帰り道が好きになりました。


私の理想に限りなく近いお店。また必ず行きます。御馳走様でした。

 

 

ラトリエ・ドゥ・ノト
0768-23-4488
石川県輪島市河井町4-142
https://tabelog.com/ishikawa/A1704/A170401/17009200/

サンタモニカ-富山

カーブ・ド・キキで食事をしている最中に暴走族のバイクの音が外から聞こえて来ました。割と街中で走るんだなーなんて窓の外を見ると、向かいのビルのお店から女の子が3人出てきて同じように通りを見ています。なんとなく目が合ったので手を振ったら振り返して来たので、折角だからと向かいのお店に行くことに。別にワンチャン狙ったとかじゃないからな。


そのお店ですがネット内に情報がありません。店の外に出ていた看板から見るに多分サンタモニカという店名です。

 

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ビール一杯ぐらい飲むかと思っていましたが、ちょうどクラフトビール推しなのでオーダー。800円ぐらいでした。


店内に入ると割と満席。さっきまでガラガラやったやん。地元の若者達で賑わってます。典型的な地方の半分趣味でやってるようなお店です。


とりあえずみんな楽しそうだから私は1人で静かにビールを飲んでると隣のお兄さんに話しかけられる。相変わらず愛想が良い私である。その隣のお兄さんAと一緒に来ていたお兄さんBも会話に加わります。お兄さんBは近くの店の店員さんらしいですがあまりに暇なので飲みに来たと。自由かよ。

 

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何となく楽しくなってきたのでもう一杯ビール。しかしこの日何杯飲んでるのか。もう数えるのも億劫なぐらい酔ってきたのでどうでもよし。


そろそろ帰るかと思っているとお兄さんABの友達Cが急に登場。そして何故か一個だけデスソース入りのたこ焼きを持っており、何故かABCと私と店員の女の子5人で食べる事に。完全に巻き込まれ事故である。


幸い私は当たらなかったのですが、女の子に当たってしまい裏で吐いてました。ちょっとだけ残ってた残りを食べると死ぬほど辛い。あまりに辛くてみんなテンション上がっちゃって、何故かBの店に行く事に。もうこの時何時だか覚えてません。


Bの店でも店番してたDも含めておっさん5人でハイボールを飲みながら山の様なポテトフライを食べる。ふじ居であれだけ素晴らしい料理を食べた1日の〆が名前も分からない、店名も覚えてない店で食べるポテトフライになるとは。萬寿泉はとうに消え、残るのは何杯飲んだか分からないハイボールの香り。

 

 

という事で私の人生でも中々に奇妙な富山の夜でした。店に入る前から酔っていたのでどんな話をしたか全く覚えていませんが、単純に楽しかった。結局名前も聞いておらずLINEも交換していないので一体どういう人達だったのか良く分からないまま、多分4時間ぐらい飲んでました。記憶は全くありませんが、何故かホテルへの帰りにアイスを買ったらしくレシートの時刻が3時だったので間違い無い。


旅先で美味しい食事をするのは勿論だけれど、時には予期しない方向に自ら帆を向けるのも悪く無い。それこそが旅だと実感した夜でした。次の日むちゃんこ二日酔いだったけどな。

カーブ・ド・キキ-富山

御料理ふじ居で大変素晴らしい食事をした後、富山駅まで戻ってワインバーを物色。駅近くにあるこちらを発見したので伺ってみました。


店内はカウンターが7-8席ほどにテーブル席もあります。オーセンティックというよりは少しカフェみたいな感じです。

 

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まずはボルドーのソーヴィニヨンブラン。ボルドーって殆どが赤ですが、私は割にボルドーの白が好き。これもさっぱりながら適度な濃さがあって美味しかった。


ワインは赤白グラスで3種ずつと言ったところ。カクテルやウイスキーなんかもあったのでゴリゴリのワインバーというよりはラフなバー使いと言った方が正しいかも知れません。

 

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御通しでミックスナッツも出ます。

 

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続いては富山のワイナリーのカベルネフラン。まあこれは全然ですね。

 

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ガーリックトーストも出てきました。

 

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セイズファームのソーヴィニヨンブラン。美味しいやん。酸味がキリッとしてフレッシュ。


実はこの日の昼にセイズファームにまで行って来たのですが、このソーヴィニヨンブランぐらいしか無く、やめとこと思って買わなかったのですが、買えばよかったと思う程美味しかった。レヴォでテンション下がったからかも知れません。もはや酒にとってはあの店はネガティヴキャンペーンだったな。

 

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ちなみにセイズファームは小高い山の上にあり、大変に景色が素晴らしく、レストランも併設されているのでオススメです。ただ自転車で行くと斜度15%ぐらいの坂が2km続く激坂なのでオススメしません。そんな奴めったにいないと思うけど。


という事でお会計は4000円ちょっと。これならアリ。

 


割とラフなバーですが、マスターは東京で割とちゃんとしたフレンチでソムリエをやっていたそうで、良いお店でした。良いワインが置いてあるわけではないけれど、1000円ぐらいでサクッと飲めます。


富山は総曲輪付近にはお店が沢山ありますが、意外と富山駅付近はありそうで無さそうなので富山駅近くに泊まっていてワインが少し飲みたい人にオススメ。御馳走様でした。

 

 

カーブ・ド・キキ
076-471-6333
富山県富山市桜町2-1-10 山本ビル 2F
https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16005538/

御料理ふじ居-富山

北陸に来たのは1年半振り。随分ご無沙汰になってしまいました。そんな今回はこちらに。ミシュラン二つ星です。

 

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富山駅から路面電車で30分程。海沿いの岩瀬浜というエリアにあります。昔ながらのお屋敷が連なるエリアでも一際大きいお屋敷がこちらのお店。あまりに立派な門構なので「まじかよここかよ」と独り言を呟いてしまいました。


暖簾をくぐると大きな庭のアプローチ。個室でしょうか、全面ガラス張りの部屋があり、そこで会食してるのが丸見えでした。でもお庭見えて良いな、あの部屋。

 

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まずは白湯で胃を温めます。

 

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メニュー。今気づきましたけどQRコードが付いていて現代的。

 

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ビール。うだるような暑さになってきてビールが殊更美味しい。


ビールを持ってきてくれた男性ですが、最初お店の戸を開くと四つ指ついて正座でお出迎えして下さいました。店内も庭が全面に見えるゆとりのあるカウンター席でありむちゃかっこいい。なんだかすごい所に来てしまった。私は久々に故郷へ帰った大名の気分です。

 

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トップバッターは長芋の羊羹と雲丹。長芋の味は控えめであり、雲丹もさっぱり。手始めとしては良いスタートです。

 

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ちなみにこんな感じ。カウンターは6席ぐらいでしょうか。夜だったのでライトアップされて綺麗。新生成生も凄かったですが、こちらは更に一回り豪華というかガチ屋敷です。ここまで外装、内装でテンション上がるお店も珍しい。海外のゲストとか連れてきたらむちゃ喜びそう。

 

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鱧、潤菜、蕗のお椀。鱧が美味しいですねえ。鱧ってそんなに美味しいと思わないのですがこれは美味しかった。蕗と潤菜も夏らしい爽やかな味わいです。


いつも通りビールを秒で飲んだので日本酒へ。地元のお酒、萬寿泉推しであり、値段帯も1合1000円から5000円ぐらいのものまで、すんごい種類があります。女将さんが結構詳しそうだったので分からない人は素直に聞きましょう。

 

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私はただの酒飲みなのでまずは純米から。盃がむちゃカラフルで綺麗。海外の方だけで無く、ギャルを連れてきてもテンション上がる事間違いなしです。

 

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輪島の毛蟹。甘い身に橙のジュレがよく合いますねえ。ボリュームもあり、さっぱりなのに食べ応えもあると言う見事な二刀流です。

 

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キジハタは新湊でとれたもの。魚自体は夏という事もありまあまあという感じでしたが、薬味がちゃんと薬味していてこれだけで酒が飲めそう。薬味がしっかりと香るお店って意外と無いから嬉しい。

 

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やっぱり萬寿泉。麹を通常の2倍使っているらしく、甘い香りと癖のある味わい。人は選びそうですが私は好き。ちなみに半合で頼んでます。

 

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笹の葉を練り込んだ冷麦。本当に笹の葉の香りがするんですがこれが夏っぽくて良いですね。偶然か癖のある日本酒の香りとも合っています。

 

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八寸は豪華なプレゼンテーション。デカい八寸は御料理貴船銀座しのはらみたいです。穴子、鮑といった豪華な食材にちりめんピーマンと言ったラインナップ。ああ、酒が飲める。

 

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神通川の鮎。燻されて来ます。2匹出しという所もしのはら以来。個体は小さ目ですが、味が濃く、特に頭の苦みがとても良い。鮎さん、ありがとな。


写真を失念しましたが、限定大吟醸を。熱燗をオススメされたのでそちらで。大吟醸らしい豊潤な香り。

 

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鮑。極めてシンプルでありしっかりと出汁が出ています。

 

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福井の吉川茄子。なんなんじゃこれは。茄子の香りが半端じゃない。煮浸しでここまで素晴らしい茄子の香りは初めてです。この茄子を目当てに来られるお客さんもいらっしゃると仰っていて、ホンマかいなと思ってましたがホンマでした。肉とも互角に戦えます。


私以外には還暦を過ぎたっぽい初老の3人の男性がいらっしゃったのですが、すげえ楽しそうに話して、サクッと帰っていかれました。話の内容的にどうやら大学時代の同級生らしく、昔からこうだったんだろうなと何だか微笑ましくなりました。私も久々に大学時代の友達に会いたい。新橋のやっすいもつ焼き屋であいも変わらず馬鹿みたいな話がしたい。コロナなんかさっさと終われば良いのに。

 

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その隣のお客さんが飲んでいた萬寿泉のプラチナ。1合で2000円超えと結構な値段がしますが、確かにこれは香りが凄い。ワイングラスで頂きましたが、確かにその方が良いというぐらいの香りの凄さ。

 

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さて、〆はとうもろこしご飯。ビッチビチにとうもろこしが入っています。しかも量がすごい。余ったらお待たせにしてくれるのですが、私は三杯も食べたのに、そこら辺の海苔弁より多いお待たせでした。気前が良いというのは良いことだ。

 

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とうもろこしの香りと甘さ、ご飯は少し塩をかけてあり、間違いの無い美味しさ。

 

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漬物の茄子と味噌汁も美味い。ああ、幸せ。

 

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毎回とうもろこしが乗ってくるあたり如何にビッチビチに入ってたか分かるでしょう。一本近く入ってたんちゃうかな。

 

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甘味は先程のプラチナを使ったアイス。米の香りが凄い。贅沢やなあ。

 

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羊羹。あずきそのものの味わいであり、あずき好きの私は大変に満足しました。

 

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抹茶で御馳走様でした。

 

以上、コースにビール小瓶で一本、日本酒半合を4杯でお会計は29000円弱。うわーこれは安い。この雰囲気、料理で3万以下ですか。東京なら倍は間違い無くします。

 


全体の構成がとても良かった。夏を感じながら、抑揚があって、クレッシェンド気味に上げていきます。食材に対してのテーマが明確で、何をどう食べさせたいかがよく分かる料理でした。そういう料理は食べてて楽しい。


雰囲気は私がこれまで訪れた和食店の中でもトップです。ゆとりのある空間、接待でも絶対外さないサービス、富山の食材を食べさせたいという明確な意図、欠点を探すのが難しいほど。オーソドックスではありますが、全てが高得点。


地方のお店らしい地元の食材を使うのは勿論のこと、それをここまでストーリーとして仕上げて、それでいて華やかさもあって、何よりしっかり美味しいというお店は中々ありません。全体のテーマが極めて明確で1ミリもブレない。非常に印象的なお店でした。


お店を出て趣のある道をゆっくり歩く。何と満たされた1日なのか。また必ず来ます。御馳走様でした。

 

 

御料理ふじ居
050-5596-2607
富山県富山市東岩瀬町93
https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16005789/

自家製麺 のぼる-金沢

金沢駅から3km程離れたこちらにお邪魔しました。ミシュランのビブグルマンにも選ばれています。


開店は11時でしたがミシュラン掲載のラーメン屋は並び方がエグいので30分前に到着するとポールポジション。15分前ぐらいから続々と来出して、開店直後でも入り切っていませんでしたので、待ちたくない人は早めに行きましょう。


私は醤油ラーメンの大盛にチャーシュー丼の小をオーダー。ラーメンは小盛りサイズもあり、隣の常連らしきおっちゃんは小盛りで違う種類のものを2個食いしてました。


店内は綺麗で清潔。店先も軒先の下にベンチが置いてあり、オペレーションなどは流石です。

 

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待つ事10分程で着丼。


スープは豚骨ベースのミルキーな味わい。ゴツゴツとした豚骨では無く、臭みも無く、また醤油も主張が控えめであり、見た目ほど濃厚感はありません。

極細麺が特徴的。白濁の豚骨スープと合わさって博多ラーメンの様な感じがしなくも無いですが、そこまでパンチはありません。

チャーシューは低音調理らしく味に深みがあり美味しい。適当に作ったやつではありません。

 

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チャーシュー丼。チャーシューが少し甘いというか割にご飯にそこまで合う味わいじゃないのでそこまで要らなかったかも。もしくは奥にあるピリ辛のマヨネーズをもう少し増やしてくれると味に変化があって良かったかも知れません。

 

 

印象としてはこんなもんかーという感じです。美味しいけど、ビブグルマン取るほどかな。優しい豚骨醤油であり、まろやか過ぎて私にはちょっと物足りなさがありました。もっと豚骨なり醤油がガツンとしてる方が好き。


スープの印象的にこちらは塩ラーメンの方が美味しいんじゃないかなという印象を受けました。男性的というよりは女性的なラーメンなのでより綺麗なスープの方が合いそうです。


隣のおっちゃんみたいに小盛り2種が正解かも。中性脂肪に気をつけて行きましょう。御馳走様でした。

 

 

自家製麺 のぼる
076-200-9397
石川県金沢市玉鉾1-177
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17001030/

叙々苑 名古屋名駅店-名駅

平日は帰るのが遅いのでもう飲食店はやってないのですが、この日は偶々早く終わったので会社の人と飲みに行くことに。一年振りぐらいかな。コロナ恐るべし。


焼肉に行こうと探すも相変わらず名古屋は良いお店がない。結果叙々苑に行くことにしました。私は上司におねだりする選手権があれば30代男性の部で優勝出来る自信があります。男は愛嬌。


まずはビール。この日は会社の人と一緒なので写真は少なめです。私は人目を忍んで生きているのです。


叙々苑サラダ。ドレッシングも売ってるあれです。安定感のある美味しさ。この辺は流石です。

 

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ナムル盛り合わせ。これは美味しいですねえ。過去最高に美味しいナムルかも知れません。味付けがとにかく良い。企業努力の賜物です。必ず頼みましょう。


店員さんは若い女性が多いのですが、正直サービスレベルは低い。飲み物は遅いし、サービスも硬い。この辺は東京と比べると酷でしょうか。こういうのってなんでなんだろ。教育の問題なんかな。

 

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厚切りタン。まあ厚切りタンという味わいです。しみずのタンが90点とすれば65点という感じ。ちなみに一般的な名古屋の焼肉屋のタンは50点ですので名古屋内ではマシな方です。

 

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壺漬けハラミ。大きなハラミをカットして頂きます。ハラミに関しては昇家に軍配。ただ大きいカットで食べさせる意向は悪くない。赤身肉はがっつり食べるに限る。


上カルビ。これは美味しい。脂が上品で割に食べやすい。普通歳をとるとカルビって中々食べなくなりますが、私の場合ここ2-3年でまた食べ出すようになりました。お陰様でこうして複数で行ってカルビを頼むと、他の人はあまり食べないからいっぱい食べれて嬉しい。

 

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ロースもオーダー。これもカルビ同様安定感のある味わい。結局焼肉屋に行くと、タン、ロース、ハラミ、カルビというどこにでも王道のメニューを頼んでしまいますが、やっぱりこれらが1番美味しい。私はホルモンをそこまで好まないので余計にかも知れません。


その後、2-3種頼んで締めのご飯も頼んで、1人3-4杯飲んでお会計は1人13000円程。まあこんなもんかな。

 

 

元祖高級焼肉チェーンらしい安定感のあるお肉でした。最大公約数的に飛び抜けたものは無いですが、平均点が高いので安心してオーダー出来ます。サイドメニューもレベルが高く、この辺りは企業努力の賜物でしょう。


サービスレベルが低いのが難点。店長らしきおじさんは流石の動きでしたが、バイトの大学生がイマイチ。ちょっと接待とかには厳しいかも。でも個室で接待ですと言えばしっかりした店員さんが付いてくれるのかも知れません。


東京で育った私からすると名古屋の焼肉屋のレベルはイマイチなので、叙々苑という選択肢はアリ。トラジもあるのですが名古屋駅ビル内にあり不当に混んでいるので行きません。という事で昇家に飽きたら、またこちらにお邪魔しようと思います。御馳走様でした。

 

 

叙々苑 名古屋名駅
052-563-8989
愛知県名古屋市中村区名駅3-15-11 M三ダイニングビル 9F
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23027459/